7月は、我が家にとってちょっとした特別な月です。
7月7日は妻との結婚記念日。
結婚前から本当にいろいろありました。
家族のこと、仕事のこと、お互いの環境のこと。
波乱万丈という言葉が大げさではないくらい、山あり谷ありでした。
だから毎年この時期になると、「この一年ありがとう。次の一年もよろしくね。」という意味も込めて、夫婦で食事に出かけています。
派手なお祝いではありません。
一年間お疲れさま会のようなものです。
ところが今年は、ちょっとしたハプニングがありました。
予定していたのは8日。
昼間は妻が行きたいと言っていた観光スポットへ出かけ、そのあと夜はお気に入りのイタリアンへ。
そんな計画を何週間も前から立てていました。
私はシフト制。
妻は塾講師なので夜は忙しく、休みを合わせるだけでもひと苦労です。
会社に希望休まで出して準備していたので、楽しみにしていました。
ところが…。
お店に行こうと調べ直してみると、まさかのお休み。
Googleマップの営業情報が更新されていなかったようでした。
「えぇ…。」
正直、肩透かしを食らった気分でした。
せっかく予定を合わせたのに。
しかも、そのイタリアンは何度も通っているお気に入りのお店。
私は、一度利用してみて、これはいい!と思ったお店は、応援の意味を込め、極力リピートするようにしています。
直近の二、三年はイベント時にこのお店を利用することが多く、他のお店に変更するという気分にもなれません。
日程を調整してみると、行けるのはなんと月末。
これまで崩れたことがなかった結婚記念日の予定が、想定外の状況となり、最初は少し残念でした。
でも、そのあとふとこんなことを思ったんです。
「だったら7月全部を結婚記念月にしたらいいんじゃない?」
たったそれだけでした。
すると、不思議なくらい気持ちが軽くなりました。
先日、仕事からの帰途、妻から「今日はアヒージョだよ」と、LINEで連絡が来ました。そこで、急きょ大手酒類販売店に寄り道。
少しだけ背伸びして、オーストラリア産の白ワインを買って帰りました。
一緒に帰りを待っていてくれた義母も交え、三人で乾杯。
それだけでも十分楽しい時間でした。
そして8日は日中愛知県犬山市のリトルワールドで、世界の肉祭りというイベントを楽しみ、世界のビールを飲み比べながら食べ歩き。夜はレストランに行くはずだった予定が空いたので、帰り道に北陸から進出してきたスーパーへ。
美味しそうなお寿司を買って帰り、自宅でもう一度夫婦で乾杯。
中旬には、私も、妻も、それぞれ友人との食事会があり、楽しく過ごせることが既に確定的。
そして締めくくりが月末のイタリアン。
気付けば、「記念日付近に行けなかった」という残念な出来事は、「一か月かけて楽しめるイベント」へ変わっていました。
出来事は何一つ変わっていません。
変わったのは、私の解釈だけです。
この話を書きながら、「あぁ、これってFXと同じだな。」と思いました。
FXをやっていると、負ける日はあります。
損切りもあります。
思った方向へ動かない日もあります。
でも、それ自体はただの出来事です。
そこへ私たちが、
「もう終わりだ。」
「才能がない。」
「今日は最悪だった。」
そんな意味付けをしてしまうことで、気持ちが大きく沈んでしまいます。
逆に、
「ルールは守れた。」
「統計の中の一敗だった。」
「いい練習になった。」
そう解釈できれば、同じ負けでも次の日のトレードはまったく違うものになります。
もちろん、簡単ではありません。
私も昔は、一回の負けで一日中落ち込んでいました。
「今日取り返さないと。」
そんな焦りから余計なエントリーを重ね、さらに負ける。
そんな悪循環を何度も経験しています。
でも今振り返ると、マーケットが私を苦しめていたわけではありません。
私自身の”解釈”が、自分を追い詰めていたんですね。
だから最近は、なるべく「事実」と「感情」を分けて考えるようにしています。
負けた。
これは事実。
「もう勝てない。」
これは私の解釈。
この二つを分けるだけでも、驚くほど冷静になれます。
実は心理学でも、人は出来事そのものよりも、それをどう解釈するかで感情が決まると言われています。
同じ出来事でも、人によって受け止め方が違うのはそのためです。
だから、相場でメンタルが崩れそうになったときほど、一度立ち止まって考えてみてください。
「今つらいのは、出来事そのものだろうか。」
「それとも、自分の解釈だろうか。」
この問いを持つだけでも、少し世界の見え方が変わるかもしれません。
今回の結婚記念日の出来事も、最初は残念でした。
でも、そのおかげで7月が楽しみなイベントで埋まる一か月になりました。
もし予定どおりイタリアンへ行けていたら、この楽しみ方は思いつかなかったでしょう。
人生もFXも、思い通りにいかないことはたくさんあります。
でも、その出来事にどんな意味を与えるかは、自分で少しだけ選べます。
もちろん、いつも前向きに考えられるわけではありません。
落ち込む日もあります。
イライラする日もあります。
それでも、「今、自分はどんな解釈をしているかな?」と一歩引いて眺められるようになると、不思議なくらいメンタルは安定していきます。
私は、その小さな積み重ねが、勝ち続ける人と途中で折れてしまう人の違いなのかな、と最近よく思います。
▼関連記事
負けたことよりも、そのあと「どう受け止めたか」で次のトレードは大きく変わります。
もし、負けたあとに感情が暴走してしまうことが多いなら、こちらの記事もきっと役に立つと思います。

きっと、「あのとき崩れた理由」が、自分でも驚くほど腑に落ちるはずです。
そして、その記事の最後では、私が何年も負け続けて、それでもようやく崩れなくなれた考え方を、包み隠さずまとめた記事も紹介しています。
「勝てる人は何が違うんだろう。」
そう思い続けてきた方ほど、何か一つ持ち帰れるものがあるかもしれません。
本日も、お読みいただき有難うございました。
コメント