FXを始めたばかりの頃、「もっと勝ちたい」という気持ちは誰にでもあると思います。
私もそうでした。
チャートを見ることが楽しくて、暇さえあればスマホを開き、ローソク足を眺めていました。
当時の私はスキャルピング中心。
数分で利益が出ることもあれば、逆に一瞬で損切りになることもあります。
だから、「今この瞬間にチャンスが来るかもしれない」という感覚が、常に頭から離れませんでした。
今振り返ると、あの頃は完全にFX中心の生活になっていたんです。
ご飯を食べていてもチャートが気になる
一番ひどかった頃は、家族と食事をしていても落ち着きませんでした。
テーブルの上に置いたスマホが気になる。
通知が鳴っていなくても気になる。
「今、ドル円動いてないかな。」
「ポンドドルが伸びてるかもしれない。」
そんなことばかり考えていました。
家族と話しているようで、頭の中はチャート。
今思えば、本当にもったいない時間でした。
FXで勝てない人の多くは、「もっと勉強しなきゃ」「もっとチャートを見なきゃ」と考えがちです。
もちろん努力は大切です。
でも、四六時中チャートを見続けることが、必ずしも勝率アップにつながるわけではありません。
むしろ、余計なエントリーを増やしてしまうことも少なくありませんでした。
夜中3時にパソコンを開いたこともある
忘れられない出来事があります。
その日は連敗しました。
寝ようとして布団に入ったものの、頭の中はチャートのことばかり。
「もし今、大きく動いていたら…」
「取り返すチャンスを逃しているんじゃないか…」
そんな考えが浮かんできて、眠れません。
時計を見ると夜中の3時過ぎ。
結局、布団から出てパソコンの電源を入れました。
チャートを確認しても、結局エントリーはしませんでした。
それでも確認せずにはいられなかったんです。
FXで寝れない。
FXのことばかり考えてしまう。
これも、当時の私には日常でした。
熟睡できず、翌日は集中力も落ちる。
判断も鈍る。
そしてまた負ける。
完全な悪循環でした。
「チャンスを逃したくない」が一番危なかった
当時の私は、「チャンスを逃すこと」が何より怖かったんです。
でも、今なら分かります。
FXは24時間近く動いています。
今日逃しても、明日があります。
今週逃しても、来週があります。
それなのに当時は、
「今しかない。」
「この波を逃したら終わり。」
そんな気持ちでいっぱいでした。
だから生活リズムも崩れるし、睡眠時間も削る。
休日までチャート中心。
これではメンタルが安定するはずがありません。
勝てない原因は手法ではなかった
当時は、
「もっと勝てる手法があるはず。」
そう思っていました。
インジケーターを増やしたり、YouTubeを見たり、本を読んだり…。
でも、生活が崩れている状態では、どんな優秀なロジックを使っても実力は発揮できません。
寝不足。
焦り。
取り返したい気持ち。
チャートへの依存。
そんな状態では、冷静な判断なんてできませんでした。
今思えば、勝てない理由は手法ではなく、自分自身の状態だったのだと思います。
生活リズムが整うと、トレードも変わった
不思議なことに、生活リズムを意識し始めると、トレードまで少しずつ変わってきました。
夜はちゃんと寝る。
家族との時間はチャートを閉じる。
食事中はスマホを触らない。
最初は落ち着きませんでした。
でも数週間もすると、
「今見なくても大丈夫。」
そう思える時間が少しずつ増えていきました。
すると、余計なエントリーも減りました。
無理に利益を追わなくなりました。
そして、トレードそのものが少しずつ楽になっていったんです。
勝つためには「相場から離れる時間」も必要だった
FXは努力が必要な世界です。
でも、その努力は「ずっとチャートを見ること」ではありませんでした。
相場から離れる時間。
家族と笑う時間。
ぐっすり眠る時間。
そういう時間があるからこそ、トレード中も冷静でいられる。
今ではそう感じています。
昔の私は、「チャートを見ていない時間は損をしている」と思っていました。
でも実際には、その時間こそが心を整え、翌日のトレードを支えてくれていたんですね。
あの頃の自分に伝えたいこと
もし今、
「FXで生活リズムが崩れている」
「夜中までチャートを見てしまう」
「寝ても相場の夢を見る」
そんな状態なら、昔の私とよく似ています。
だからこそ伝えたいんです。
焦らなくても、相場は明日も開きます。
今日のチャンスを逃しても、人生が終わるわけではありません。
むしろ、心も体も整った状態で迎える一回のトレードのほうが、ずっと価値があります。
私もすぐには変われませんでした。
だから、「少しずつ」で十分です。
まずは、ご飯を食べる時間くらいはスマホを置いてみる。
夜はチャートを閉じて眠ってみる。
そんな小さな一歩が、意外なくらいトレードを変えてくれるかもしれません。
あの頃の私が、本当に変えるべきだったもの
当時の私は、「生活リズムが崩れていること」が問題だと思っていました。
でも今振り返ると、本当の原因はもっと手前にありました。
チャートに感情を振り回され、「今すぐ取り返したい」「チャンスを逃したくない」という気持ちに支配されていたんです。
生活リズムの乱れは、その結果として現れていただけでした。
もしあの頃の私に一つだけ記事を読ませられるなら、迷わずこれを勧めます。
感情に振り回されたあと、人はどんな失敗を重ねてしまうのか。そして、そこからどう抜け出せばいいのか。
そんな経験を、飾らずに書いた記事です。

きっと、今のあなたにも何か重なる部分があると思います。
本日も、お読みいただき有難うございました。

コメント