「今日はノートレードの予定だったのに気づいたらエントリーしていた」
「根拠が薄いのは分かっていたのに押してしまった」
「あと1回だけ、と言いながら何度もポジションを持ってしまう」
もしあなたがそんな状態なら、昔の私はまさにそのままでした。
FXを始めた頃、私は『ポジポジ病を治したい』と何度も検索していました。
FX ポジポジ病 治し方
FX 無駄なエントリー 減らす
FX エントリー我慢できない
FX 待てない
FX メンタル 崩れる
そんなキーワードばかり調べていた記憶があります。
でも正直に言うと、当時の私は大きな勘違いをしていました。
ポジポジ病を「意志の力」で治そうとしていたのです。
ポジポジ病は意志が弱いから起きるのか
私は何度も自分に言い聞かせました。
「今日は絶対に無駄なトレードをしない」
「ルール以外では入らない」
「チャートを見ても触らない」
ところが数時間後。
気づけばエントリーしています。
そして負けます。
負けると自己嫌悪になります。
すると次の日はもっと強く誓います。
「今日は絶対やらない」
でもまた繰り返す。
このループです。
当時は自分の精神力が足りないと思っていました。
でも今振り返ると違いました。
人間は目の前にチャンスらしきものが見え続ける環境で、何時間も冷静でいられるようには作られていません。
特にFXは報酬系を強く刺激します。
上がるかもしれない。
取れるかもしれない。
利益になるかもしれない。
脳はその可能性に反応してしまいます。
だから「我慢しろ」という対策だけでは続かないのです。
私が最初にやった間違った対策
ポジポジ病を治したくて、私はたくさんの本を読みました。
動画も見ました。
SNSも見ました。
有名トレーダーの発信も追いかけました。
でも治りませんでした。
なぜなら私は根本原因を見ていなかったからです。
ポジポジ病の正体は、
「トレードしたい」
ではなく、
「利益を取り逃したくない」
だったのです。
つまり恐怖です。
暇だからではありません。
利益機会を逃すのが怖かったのです。
だからチャートを見続ける。
だから飛び乗る。
だからルール外で入る。
だから損切りもずらす。
全てが一本の線でつながっていました。
私が本当に変えたこと
では何を変えたのか。
それは手法ではありません。
メンタルコントロールでもありません。
考え方です。
私はある時から、
「この1回で勝とう」
を捨てました。
代わりに、
「100回のうちの1回」
と考えるようになりました。
たったこれだけです。
でもこれが大きかった。
例えば野球選手が打席に立つ時。
1打席だけで人生を決めようとは思いません。
何百打席という母数があります。
FXも本来は同じです。
確率と統計の世界です。
膨大な検証と練習の末に優位性を見つけ、その優位性を何十回、何百回と繰り返して利益を積み上げていくゲームです。
なのにポジポジ病の頃の私は、
毎回のトレードに人生を賭けていました。
だから待てなかったのです。
正直に言うと、当時の私はこの考え方に気づいただけでは変われませんでした。
頭では理解していても、実際のトレードになるとまた崩れる。
また焦る。
また無駄なエントリーを繰り返す。
そんなことを何年も続けていました。
だからもし今、
「分かっているのにできない」
「ルールを守れない自分が嫌になる」
「毎回同じ失敗を繰り返してしまう」
そんな状態なら、私はあなたを責める気にはなれません。
なぜなら、昔の私もまったく同じだったからです。
そして実は、私が本当に変わり始めたきっかけは、手法でもエントリーポイントでもありませんでした。
負け続けた私が、なぜ少しずつ崩れなくなったのか。
その過程を包み隠さず書いた記事があります。
もしかしたらこの記事よりも、今のあなたの役に立つかもしれません。

ポジポジ病が減った決定的な瞬間
ある日、私は気づきました。
本当に利益を生んでいたのは数回の優秀なトレードだけだったのです。
トレードノートを見返した時に衝撃を受けました。
利益の大半は厳選したエントリー。
損失の大半は暇つぶしエントリー。
つまり問題は勝率ではありませんでした。
回数だったのです。
優位性のある場所だけを打てば勝てる可能性が高いのに、待てずに余計な場所を打って利益を吐き出していた。
その事実を数字で見た時、初めて腹落ちしました。
ポジポジ病は『もっと入れば勝てる』ではなく、
『余計なトレードを消せば勝てる』だったのです。
ここで一つ、昔の私と同じ状態の人に読んでほしい記事があります。
負け続けていた頃の私は、
手法を探し、
インジケーターを探し、
環境認識を学び、
エントリーポイントを研究し続けていました。
でも、本当に足りなかったのは知識ではありませんでした。
むしろ逆でした。
情報を集めるほど迷いが増え、トレードはどんどん苦しくなっていったのです。
もし今、
「まだ何か知らない知識がある気がする」
「もっと良い手法がある気がする」
そんな感覚が抜けないなら、こちらの記事が何かのヒントになるかもしれません。

きっと、昔の私と同じ景色が見えると思います。
今でもポジポジ病はゼロではない
誤解してほしくないのですが、私は今でも誘惑を感じます。
チャートを見ていれば、
「入りたいな」
と思うことはあります。
人間なので当然です。
ただ以前と違うのは、その感情を異常だと思わなくなったことです。
入りたいと思う。
それは自然。
でも入るかどうかは別問題。
そう考えられるようになりました。
感情を消そうとしなくなったのです。
感情はあっていい。
行動だけ管理する。
その方がずっと楽でした。
まとめ
ポジポジ病が治らなかった頃の私は、
意志の弱さが原因だと思っていました。
でも違いました。
原因は考え方でした。
・1回で勝とうとしていた
・利益を取り逃したくなかった
・毎回のトレードに意味を持たせすぎていた
これらが無駄なエントリーを生み出していたのです。
FXは単発勝負ではありません。
確率と統計の積み重ねです。
だから本当に大切なのは、
「どうやってもっと入るか」
ではなく、
「どうやって余計なトレードを減らすか」
なのかもしれません。
もし今、あなたがポジポジ病で悩んでいるなら安心してください。
少なくとも私は、何年も治りませんでした。
それでも少しずつ変わることはできました。
そして振り返ると、勝てるようになったきっかけは新しい手法ではなく、トレードとの向き合い方が変わったことだったように思います。
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