FXを続けていると、不思議な現象があります。
全然勝てなかった頃よりも、
少し勝てるようになってきた頃のほうが苦しい。
これは意外と多くの人が経験していることかもしれません。
FX初心者の頃は、負けてもどこかで諦めがついていました。
「まだ初心者だから」
「勉強中だから」
そんな言い訳がありました。
ところが、ある程度経験を積み、トレードルールも固まり、少しずつ利益が残るようになってくると状況が変わります。
今度は、
「ここで失敗したくない」
「もう後戻りしたくない」
という気持ちが生まれるのです。
実は、この時期が一番苦しい。
そして、一番崩れやすい。
今日はそんな話をしてみたいと思います。
FXで勝てるようになったのに苦しい理由
検索でもよく見かけます。
「FX 勝てるようになったのに苦しい」
「FX メンタル 崩壊」
「FX 勝てない 焦る」
「FX 安定しない」
こうした悩みは、実は全く勝てていない人よりも、勝てるようになりかけた人のほうが抱えやすかったりします。
なぜなら、
負け続けている段階では夢を見ていられるからです。
「手法が見つかれば勝てる」
「聖杯があるかもしれない」
「次の教材なら変われるかもしれない」
そう思える。
でも勝てるようになりかけると現実が見えてきます。
勝てる手法があっても負ける。
ルール通りでも連敗する。
優位性があっても利益は一直線には増えない。
つまり、
本当の意味で確率と向き合う段階に入るのです。
ここからが想像以上に苦しい。
「あと少し」が人を追い詰める
人間は遠い目標よりも、手が届きそうな目標のほうが苦しくなります。
マラソンでもゴールが見えてくると苦しくなる。
受験でも合格圏に入った頃が一番神経を使う。
FXも同じです。
月単位でプラス。
ルールも守れる。
勝率も悪くない。
でもまだ専業には遠い。
まだ安定とは言えない。
この中途半端な位置が苦しいのです。
そして多くの人が、
「早く安定したい」
「早く資金を増やしたい」
という気持ちに飲まれていきます。
するとロットを上げる。
無駄なエントリーをする。
損失を取り返そうとする。
気づけば以前よりも大きく崩れてしまう。
そんなことが起こります。
実は負けることより怖いもの
少し勝てるようになってくると、
負けることそのものより、
「勝てる人になれないかもしれない」
という恐怖が強くなります。
ここが非常に厄介です。
昔は単純に損失が怖かった。
でも今は違う。
自分の努力が無駄になることが怖い。
積み上げてきた検証が無意味になることが怖い。
ここまで頑張った時間が否定されることが怖い。
だから負けが許せなくなる。
本来なら統計の一部でしかない損切りを、
人生の失敗のように感じてしまう。
するとメンタルは急激に不安定になります。
勝ち組になる直前の人ほど苦しむ
これは私自身もそうでした。
勝てなかった頃は苦しいけれど単純でした。
原因は明らかだったからです。
知識不足。
経験不足。
検証不足。
ところが少し勝てるようになると違います。
原因が見えなくなる。
なぜ崩れたのか分からない。
なぜルールを破ったのか分からない。
なぜ焦るのか分からない。
だから余計に苦しい。
でも振り返ってみると、
あの頃の苦しさは成長痛のようなものだった気もします。
確率に従う覚悟。
損失を受け入れる覚悟。
待つ覚悟。
その覚悟が試される時期だったのかもしれません。
もし今、
「前より勝てるようになったのに苦しい」
「なぜか昔よりメンタルが不安定」
「安定目前なのに崩れてしまう」
そんな状態なら、一度これを読んでみてください。
私は長い間、
手法の問題だと思っていました。
ルールの問題だと思っていました。
でも本当に苦しめていたのは別のところでした。
負け続けた私が、
ようやく崩れなくなった理由。
そして、勝てるようになりかけた人ほどハマる落とし穴。
その全部を正直に書いた記事があります。
「もしかして今の自分のことかもしれない」
そう感じたなら、少しだけ読んでみてください。
きっと派手な希望はありません。
劇的な逆転方法もありません。
でも、毎回あと一歩で崩れていた頃の私が、
どうやってその苦しさから抜け出したのか。
同じ場所でもがいている人には、何か一つくらい持ち帰れるものがあるかもしれません。

勝てるようになりかけた人が忘れやすいこと
最後にひとつだけ。
勝てるようになりかけた人ほど、
自分がまだ成長途中であることを忘れてしまいます。
もちろん慢心ではありません。
むしろ逆です。
真面目だから。
本気だから。
努力しているから。
だから結果を急いでしまう。
でも相場は残酷なほど急がせてくれません。
何十回。
何百回。
何千回。
その繰り返しの中でしか優位性は現れません。
そして、その繰り返しに耐える力こそがメンタルなのだと思います。
もし今苦しいなら、
それはダメになった証拠ではなく、
本当に向き合うべき課題が見え始めた段階なのかもしれません。
少なくとも私はそうでした。
勝てなかった頃より苦しかった時期。
安定目前で何度も崩れた時期。
その経験があったからこそ、
ようやく少しずつ相場との付き合い方が変わっていった気がします。
だから今苦しい人へ。
無理に前向きになる必要はありません。
希望を持とうとしなくても大丈夫です。
ただ、
「自分だけがおかしいわけではない」
ということだけは知っておいてほしいと思います。
勝てるようになりかけた人ほど苦しい。
それは案外、多くの人が通る道なのかもしれません。
本日も、お読みいただき有難うございました。
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