帰る場所と、進む場所のあいだで

日常のお話
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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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先日、郷里である金沢市へ、1泊2日で帰省してきました。
今回はトレードの話というより、日常の延長線にあるような雑談です。


金沢に着いて、まず最初にすること。
父方と母方、両方のお墓参りです。

家庭の事情は過去にnoteで詳細をつづったのでここでは深く触れませんが、仕事でのもめごとをきっかけに、結果として家族とは絶縁という形になっています。

FXと出会うまで(前編)|ねこみみ@FX
何の変哲もない日常に突如おとずれた異変 私は、現在岐阜の片田舎に住んでいますが、元はというと、観光地でも有名な某城下町のとある商店街で、父の代から続く花屋を営んでいました。そう、跡取り息子でした。 大学を出て就職はしたものの、家庭の事情など...


跡取りとしての務めを果たすことができず、こうなってしまったことへのお詫びと、「離れた場所でなんとかやっています」という報告。
毎回、そんな思いで手を合わせています。

そのあと、母の実家へ。
今回は母の姉たちやいとこも集まっていて、久しぶりににぎやかな時間になりました。

当然、実の母には帰省のことは伝えていません。

というか、伝えるすべがもうありません。


どこかで、実家の様子が少しでも分かれば…という思いもありましたが、そこにつながる話は出ず。
むしろ、実家と親戚との関係もほぼ途絶えている、という現状を知ることになりました。

少し寂しさはありましたが、それでも食卓を囲んで昔話をする時間は、不思議とあたたかいものでした。

そんな中で、印象に残った言葉があります。
二つ年上で誕生日も同じ、兄のような存在のいとこが、ふとこう言ってくれました。

「俺はお前の実家のこと、親のことも見てきたから、いろいろあって岐阜に行ったのはもちろんわかるけど、今幸せならそれでいいんじゃないか。それもまた運命なんじゃないかな」

特別な言葉ではないのかもしれません。
でも、妙に心に残りました。

たぶん私たちは、「こうあるべきだった過去」に、思っている以上に縛られているんだと思います。
本来ならこうなっていたはず。あのときこうしていれば。
そんな“もう存在しない世界”に、意識が引っ張られる。

トレードでも似たようなことがありますよね。
「こう動くはずだった相場」に固執した瞬間、視野は一気に狭くなる。

でも現実は、今この瞬間しかない。
今どこに立っていて、ここからどうするか。

「今幸せなら、それでいい」
この言葉は、過去を無理に肯定するというよりも、“今を基準にしていいんだ”と、そっと許してくれるような響きがありました。


もうひとつは、花の師匠との再会です。
生け花の基礎を叩き込んでいただいた、草月流の先生。

御年95歳。
認知症を患われていて、お弟子さんが生活を支えておられます。

年齢相応の変化は確かにありました。
それでも、お会いするとやっぱり元気をいただける。

言葉以上に、その人が積み重ねてきたものが伝わってくるような、そんな感覚です。

※以前、先生にお目にかかった時も、貴重なお話をお聞かせいただきました。

その時の記事はこちらです。

今回、私が話したのは仕事のこと。
大きな組織に移ったことで、以前よりチャンスが大幅に減ってしまった、という話をしました。

そのとき先生が言ってくださったのが、

「私も何もないところからここまで来たんやよ。その時々で出会った人とのご縁を大切にしていけば、必ず道は開けていくから。もちろん、変な人でないか見極めは必要やけどね」

どこかで聞いたことがあるような言葉かもしれません。
でも、不思議と軽くは受け取れない。

たぶん、経験を通して磨かれた言葉だからだと思います。

トレードも同じで、知識として知っているだけのことと、自分の中に落ちていることって、まったく別物ですよね。
一度でも腹落ちした言葉は、迷ったときにちゃんと支えになってくれる。

ご縁を大切にすること。
シンプルだけど、軽く扱えないテーマだなと、改めて感じました。


美味しいものを食べられたのももちろん良かったんですが、
こうして心に残る時間や言葉に触れられたこと、それが今回のいちばんの収穫だった気がします。

また日常に戻ります。


日中は本業、帰宅後は猫達の世話をしつつ夜な夜なチャートに向き合う、いつもの生活です。

正直、すぐに何かが変わるわけでもないんだと思います。
でも、こういう時間を挟むことで、ほんの達しだけ視点が整う。

過去に引っ張られすぎず、
今ある場所で、できることをやっていく。

そして、出会う人やご縁を、雑に扱わないこと。

……まあ、うまくできるかは分かりませんが。
少なくとも今回は、そう思えた帰省でした。

またいつもの日常の中で、忘れたり、ズレたりするんでしょうけど。
そのたびに、こういう時間を思い出しながら、少しずつ修正していければいいのかなと。

とりあえず、背筋だけは伸ばして。
そんな感じで、またやっていきます。

本日も、お読みいただき、ありがとうございました。

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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