「これは、取れたはずだった」
そんなトレード、たぶん多くの人が経験していると思います。
昨日の自分も、まさにそうでした。
輝と火花のコラボロジックで、かなりきれいなショート形。
環境認識も悪くない。
根拠も重なっている。
「これは自分の形だな」と思える場面でした。
エントリー後は、あえて放置。
最近は、以前よりも「途中で触らない」ことを意識していて、含み損や含み益に振り回されない練習をしていました。
そして今朝。
チャートを開いて、思わず苦笑いしました。
ほんのわずかな差で損切り。
その後、きれいに利食いゾーンまで到達。
「いや、それはないだろ……」
正直、かなり悔しかったです。
あと少し。
ほんの数pips。
その数pipsだけ耐えてくれていたら、気持ちよく利益になっていた。
FXをやっていると、こういう「あとちょっと」が、本当に心をえぐってきます。
しかも厄介なのは、負けた額そのものより、
「自分の分析は合っていた」
と思えてしまうところなんですよね。
だから余計に、感情が残る。
「なんであそこだけ狩られたんだ」
「自分だけ狙われてるんじゃないか」
「損切り幅、もう少し広げればよかったか」
そんな言葉が、頭の中をぐるぐる回ります。
以前の自分なら、そのままチャートに張り付いていたと思います。
取り返したくなって、変な場所で再エントリーしたかもしれません。
あるいは、悔しさを引きずったまま、一日中気分が悪かったかもしれない。
でも今回は、少し違いました。
悔しいのは悔しい。
それは否定しませんでした。
ただ、「今の状態でチャートを見続けても、ろくな判断にならないな」という感覚も、同時にありました。
だから、一度離れました。
数時間。
チャートを閉じて、別のことをしました。
コーヒーを飲んだり、仕事をしたり、ぼーっとしたり。
無理にポジティブになろうとはしませんでした。
ただ、熱くなった頭を、そのまま冷ます感じです。
そして数時間後。
再び監視を再開した時、自分でも少し驚いたんです。
かなりフラットだった。
もちろん、「惜しかったなあ」という気持ちは残っています。
でも、そこに怒りや焦りがあまりなかった。
「ああ、こういう日もあるよな」
と、自然に思えていました。
これ、以前の自分にはなかなかできなかったことです。
FXって、技術の世界でもあるんですが、同時に「感情との付き合い方」の世界でもあると思っています。
特に、
・あと少しで利確だった
・損切り後に伸びた
・建値で刈られた後に爆益方向へ行った
こういう場面。
初心者〜中級者の頃ほど、強烈にメンタルを持っていかれます。
そして、多くの場合、本当に危ないのは「その次のトレード」です。
悔しさが残ったままのエントリー。
取り返したい気持ちが混じったロット。
「今度こそ」という執着。
これらが入った瞬間、普段なら見送れる場所まで触り始めます。
すると、不思議なくらい連敗する。
たぶん、多くの兼業トレーダーが、一度は通る道です。
だから最近、自分は少しずつ考え方を変えています。
「負けない感情」を目指すのではなく、
「感情が荒れた時に、どう着地するか」
を重視するようになりました。
悔しいものは悔しい。
イラつくものはイラつく。
でも、その感情のまま次の行動に移らない。
これは、地味ですがかなり大事だった気がしています。
実際、今回のトレードも、もし損切り直後に監視を続けていたら、おそらく余計なことをしていました。
「ああ、やっぱり下だったじゃないか」
という気持ちで飛び乗って、変な位置からショートしていた可能性が高い。
そして、そういう時に限って反発を食らう。
FXあるあるです。
だから最近は、「感情のクールダウン」も、トレード技術の一部だと思うようになりました。
手法の検証。
環境認識。
資金管理。
もちろん全部大切です。
でも、
“熱くなった脳を冷ます技術”
も、それと同じくらい重要なのかもしれません。
以前の自分は、損切りのたびに感情が揺れ、チャートに張り付き、余計なトレードを繰り返していました。
でも、少しずつ「感情との付き合い方」を変えていく中で、ようやく見えてきたものがあります。もし今、メンタル面で苦しんでいるなら、こちらの記事も参考になるかもしれません。
特に兼業だと、時間が限られています。
疲れている日もある。
仕事のストレスを抱えたままチャートを見る日もある。
その状態で、損切り後に感情まで暴れ始めると、本当に危ない。
だからこそ、
「今日はもう一回落ち着こう」
と思えた昨日の自分を、今回は少しだけ評価してやりたい気持ちがあります。
利益にはなりませんでした。
でも、以前なら崩れていた場面で、大崩れしなかった。
これは、小さいようでいて、たぶんかなり大きい。
FXって、派手な爆益より、
「壊れないこと」
の方が、長く続ける上では大事だったりします。
そして、その積み重ねの先に、少しずつ安定が見えてくるのかもしれません。
もし今、
「あと少しで狩られた」
「損切り後に伸びた」
「悔しくてチャートを閉じられない」
そんな状態の人がいたら。
無理に切り替えようとしなくても大丈夫です。
ただ、一回離れてみる。
コーヒーでも飲んで、少し時間を置く。
それだけで、次の一手が変わることもあります。
トレードは、熱くなった人から崩れていく世界です。
逆に言えば、感情が荒れた時に立て直せる人は、それだけで少しずつ前へ進めるのかもしれません。
本日も、お読みいただき、有難うございました。


コメント