この度、個人的にちょっとした決断をしました。
これまで私は、「マイルールを守れた日」の成功報酬として、サントリーローヤルを一杯だけ飲む、という小さなご褒美を設定していました。
トレードの結果がどうであれ、「ルールを守れたかどうか」で自分を評価する。その締めくくりとしての一杯です。
この仕組み自体は、決して悪くなかったと思っています。
むしろ、「FX ルール 守れない」「感情トレード やめたい」と悩んでいた頃の自分にとっては、行動を矯正するきっかけになってくれました。
ただ、先日ふと目にしたニュースが、少し引っかかりました。
アルコールは、たとえ少量でも脳に影響を与え、血流の低下や大脳皮質の萎縮と関連がある、という研究結果。
しかも、いわゆる「適量」とされる範囲でも、飲酒量が増えるほどその傾向が見られる、という話でした。
これを読んだとき、少し考え込んでしまいました。
自分にとって脳は、ただの臓器ではありません。
トレードにおいては、極限までカスタマイズされた“専用のスパコン”のようなものです。
環境認識、損切り判断、待つ力、感情の制御…。
すべてはこの「脳」に依存しています。
その脳に、ダメージの可能性があるものを“ご褒美”として与え続けるのは、少しちぐはぐではないか。
そんな違和感が、じわじわと広がってきました。
そこで、「報酬の中身」を見直すことにしました。
ただし、ここは少し慎重に考えています。
現時点では、完全にローヤルをやめたわけではなく、あくまで“移行を前提にした見直し”の段階です。
というのも、ウイスキーを完全に排除することが、本当にプラスかというと、そこも少し引っかかる部分があったからです。
ウイスキーのように強い報酬は、確かに依存性というリスクを伴います。
一方で、それを無理に断ち切ろうとすると、今度は反動が出る可能性もあります。
・普段は我慢しているのに、ある日一気に崩れる
・その勢いでトレードも荒れる
こんな流れは、正直ゼロとは言い切れないと思っています。
なので今回は、「完全排除」ではなく、「付き合い方を一段厳しくする」という方向にしました。
例えばですが、
・ウイスキーは“週に◯回まで”と上限を設ける
・トレード報酬としてではなく、“純粋なリラックス時間”に限定する
・連敗中やメンタルが乱れている時には飲まない
こんなふうに、「トレードと強く結びつけすぎない」形に距離を取ることにしました。
そのうえで、新しい報酬候補として考えているのが、こだわりのコーヒーです。
豆の状態で買ってきて、飲む直前に挽いて、一杯ずつ丁寧に淹れる。
この一連の流れ自体が、思った以上に“報酬として成立しそうだな”と感じています。
私はマンデリン(インドネシアの豆)が好きなのですが、少し深めのコクと香りが、トレード後の頭にすっと入ってきます。
その日を振り返りながら飲む一杯が、「ちゃんとやれたな」という感覚を静かに残してくれそうな気がしています。
ここで少しだけ、脳の仕組みに触れておきます。
アルコールは、脳内の報酬系(ドーパミン)を強く刺激し、しかも耐性がつきやすい特徴があります。
つまり、「同じ一杯でも満足度が下がっていく」方向に進みやすい。
一方でコーヒー(カフェイン)は、覚醒作用はあるものの、アルコールほど強烈に報酬系を直接ハックするわけではありません。
依存性はあるにせよ比較的穏やかで、「思考力を保ったまま心地よさを得る」方向に働きやすいと言われています。
トレーダーにとっては、この違いは地味に効いてくる部分かもしれません。
FXで勝てない理由を探していると、手法やインジケーターに目が行きがちですが、
実はこういう「報酬設計」のズレが、じわじわと効いていることもあるのではないかと思っています。
・ルールを守っても気持ちよくならない
・だから継続できない
・その反動で、感情トレードに走る
こういう流れ、どこかで経験がある方も多いのではないでしょうか。
このあたりの話は、以前書いた「脳を味方につける小ワザ」という記事でも触れています。
「やらなきゃいけないのに続かない…」と感じている方は、一度こちらも覗いてみてください。
意志ではなく“脳の仕組み”に寄せていくだけで、行動のハードルが少し下がる感覚があるかもしれません。
トレードって、どうしても「勝った・負けた」に意識が持っていかれますよね。
でも実際には、
「どんな行動を、どんな感情で、どれだけ再現できたか」
この積み重ねの方が、あとから効いてきます。
だからこそ、
・ルールを守れた日を、ちゃんと報う
・その報酬が、次の日の行動につながる
この設計を、自分なりに整えていくことが、遠回りに見えて近道になることもある気がしています。
もし今、「FX メンタル 崩れる」「ルール 守れない」と感じているなら、
手法の前に、一度だけ立ち止まって、
「自分は、何に対してご褒美を与えているか?」
ここを見直してみるのも、一つの選択肢かもしれません。
大きく変えなくても大丈夫です。
ほんの少し設計を変えるだけで、「あれ、前よりブレなくなってきたかも」と感じる瞬間が出てくるかもしれません。
その感覚が出てきたら、もう一歩です。
本日も、お読みいただき、ありがとうございました。


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