連敗しても崩れない人を見て気づいた、勝てない私に足りなかったもの

失敗と学び
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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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FXで連敗すると、どうしても気持ちが揺れます。

「また負けた……」

「次は勝たないと」

「このままじゃ終われない」

そして、いつの間にかロットを上げている。

そんな経験はないでしょうか。

私自身、長い間そうでした。

FXで勝てない理由を考えて、手法を探し、検証をして、メンタルを鍛えようとして。

それでも連敗すると、平常心を失ってしまう。

負けを取り返したくなり、普段より大きなロットでエントリーしてしまう。

いわゆるリベンジトレードです。

そんな私が今、トレードで採用しているのが「固定ロット」という考え方です。

もちろん、最初からそうだったわけではありません。

むしろ、固定ロットの意味を本当の意味で理解するまでには、かなり長い時間がかかりました。

そして、その原点をたどっていくと、意外なことにFXを始めた後の出来事ではなく、2015年のある冬の日に行き着きます。

2015年、私はある男性に会いに東京へ向かった

すったもんだの末岐阜に移住して間もない、2015年の師走のある日。

私は、あるバイナリーオプションのツールを購入するため、東京に来ていました。

(私は商売上の理由が発端となりお家騒動に巻き込まれ、最終的には、ほぼ無一文の状態で郷里を離れることになりました。詳細は以前noteに記しましたので、こちらでは割愛します)

しかも、妻には「バイトに行ってくる」と伝えて。

今思えば、なかなか大胆なことをしていたものです。

なけなしの結婚祝いの一部を手に、新幹線で上京。

そして、池袋にほど近い西武池袋線の、とある駅。

駅を降りたところにある喫茶店で、私は一人の男性と会いました。

おそらく30代前半くらいだったでしょうか。

屈託のない笑顔でこちらの質問に答えながら、商品の説明をしてくれました。

富山県出身だという話を聞き、私と同じ北陸出身ということで、初対面にもかかわらず、どこか安心して話していた記憶があります。

2015年は、私にとって激動の年でした。

当時の私は、父の商売を助けたいという思いから、いろいろなことに手を出していました。

その一つが、いわゆる情報商材です。

今回のバイナリーオプションのツールも、ネット広告をきっかけに問い合わせたものでした。

電話で話をすると、

「実際に会って説明を聞いて、納得した人に販売する」

という形だったため、私は東京まで足を運んだわけです。

ここで誤解してほしくないのですが、私はこの商品を「詐欺だった」と言いたいわけではありません。

特に押し売りされたわけでもなく、言葉巧みに言いくるめられたわけでもありません。

色々と詐欺商材にも出くわしましたが、この件に関しては、とても誠意のある業者だったと今も思っています。

単に、購入したツールを使いこなして成功することができなかった。

それが当時の私の現実でした。

FXで培ってきたようなメンタル面の経験も当時はなく、相場との向き合い方も分からない。

値動きに翻弄され、軍資金はあっという間になくなりました。

当時は状況が切迫していて、藁にもすがる思いだった。

だから、誰にも相談せず、自分一人で決断しました。

今振り返っても、もう少し冷静になれなかったものかと思います。

ただ、当時の自分には、それだけ余裕がなかったのでしょう。

ここまでは、私にとって「昔の失敗談」の一つでした。

ずっと記憶の片隅にしまい込んでいた出来事です。

ところが、最近になって、この日のことを思い出すきっかけがありました。

そして、今の自分だからこそ気づけたことがあります。

私が今でも忘れられない「取引履歴」

その男性は、パソコンからメンバーの取引履歴を見せてくれました。

当時の私は、それを何気なく見ていたのだと思います。

ところが、そこに並んでいた数字を改めて思い出すと、今の私には非常に大きな意味を持っているように感じます。

そこには、

3連敗。

5連敗。

7連敗。

そんな連敗の履歴が、普通に並んでいました。

ところが、その人たちは、一定金額を機械的にbetしていた。

連敗したからといって金額を増やすわけでもない。

勝ったからといって、急に大きく張るわけでもない。

ただ、決めた金額を淡々と繰り返している。

そして、最終的には資産が増えている。

当時の私は、その光景を見ても、そこまで深く考えませんでした。

「そういうものなのか」

くらいだったのかもしれません。

でも、何年もFXで負けたり、連敗したり、リベンジトレードをしたり、ロットを上げて痛い目を見たり。

そんな経験を積んできた今になって思うのです。

「あれは、ものすごく大切なことを見せてもらっていたんじゃないか」と。

連敗しても、やることを変えない

FXで勝てない時期、私たちはどうしても「負け」を特別な出来事として受け止めてしまいます。

1回負ける。

「なぜ負けた?」

2回負ける。

「手法が悪いのか?」

3回負ける。

「この手法では勝てないのでは?」

さらに負ける。

「何かを変えなければ」

そして、

「次は絶対に勝ちたい」

という気持ちが強くなる。

ここから、少しずつトレードが変わっていくことがあります。

いつもよりロットを上げる。

普段なら見送る場所でエントリーする。

損切りを少し遠ざける。

「今回は特別」とルールを変更する。

そして、気づけばリベンジトレードになっている。

私も、こうした流れを何度も経験してきました。

だからこそ、あの2015年の取引履歴が、今になって妙に心に残るのです。

連敗しても、やることを変えない。

勝っても、やることを変えない。

つまり、

結果によって、自分の行動を変えない。

これは、FXで長く生き残るために、とても大切な考え方なのかもしれません。

でも、なぜ人は連敗すると崩れるのか

ここは初心者の方には、少し分かりにくいところかもしれません。

「期待値があるなら、負けても続ければいい」

頭では分かります。

でも、実際のお金が減っていると、そんなに簡単ではありません。

たとえば、あなたの手法が、

「長期的には勝ち越す可能性がある」

と検証で分かっていたとします。

それでも、実際のトレードで5連敗したらどうでしょう。

1回目は、

「まあ、あるよね」

で済む。

2回目も、

「まだ想定内」

と思える。

3回目になると、

「ちょっと嫌だな」

となる。

4回目には、

「本当にこの手法でいいのか?」

と疑い始める。

そして5回目。

「もう次は絶対に勝たなければ」

となってしまう。

ここで問題なのは、相場そのものではありません。

自分の中で、1回のトレードの重要度がどんどん大きくなっていることです。

本来なら、

「これは100回のうちの1回」

だったはずなのに、

「この1回で流れを変えなければ」

になってしまう。

こうなると、冷静なトレードは難しくなります。

そして、それが「取り返したい」という気持ちにつながります。

固定ロットは、利益を増やすためだけのものではなかった

現在の私は、主に固定ロットでの取引を採用しています。

もちろん、固定ロットにすれば勝てる、という単純な話ではありません。

手法に優位性がなければ、固定ロットにしたところで資金は減っていきます。

ここは大切なところです。

固定ロットは「勝てる魔法」ではありません。

私が固定ロットを大切だと感じるようになったのは、むしろ別の理由があります。

それは、

自分の感情をトレード結果から切り離しやすくなること。

毎回ロットが違うと、

「この負けは手法が悪かったのか?」

「それともロットを上げたからなのか?」

「連敗して焦っていたからなのか?」

原因が分かりにくくなります。

一方で、同じロットで淡々と繰り返していれば、自分のトレードを比較しやすくなります。

そして何より、

「負けたからといって、次のトレードで何かを変えなくてもいい」

という感覚が少しずつ育っていきます。

「大数の法則」と聞くと難しく感じるけれど

ここで少しだけ難しそうな話をします。

ただ、考え方そのものは、それほど難しくありません。

たとえば、コインを1回投げて表が出るか裏が出るかは分かりません。

10回投げても、表が7回出ることもあれば、裏が8回出ることもあります。

でも、これを何千回、何万回と繰り返していけば、表と裏の割合は少しずつ50%に近づいていきます。

これが「大数の法則」のイメージです。

FXも、考え方としては似ています。

もちろん、FXはコイン投げではありません。

相場環境も毎回違いますし、勝率が完全に一定になるわけでもありません。

それでも、ある条件に優位性があると検証できているなら、

「今回勝つか負けるか」

だけを見るのではなく、

「その条件を十分な回数、同じように繰り返したらどうなるか」

を見る必要があります。

だからこそ、

「今回負けた」

ことと、

「この手法には優位性がない」

ことは、同じではありません。

ここを混同すると、FXで勝てない時期に、どんどん手法を変えたくなってしまいます。

そして、また新しい手法を探す。

また検証する。

また少しリアルトレードする。

また連敗する。

そして、また手法を疑う。

私自身、長い間このループから抜け出せませんでした。

それでも、頭で分かっているだけでは難しい

ここまで読んで、

「なるほど。固定ロットで淡々とやればいいんだな」

と思うかもしれません。

でも、私はここを偉そうには言えません。

なぜなら、私自身ができなかったからです。

頭では分かっていても、連敗すると苦しい。

利益が減ると焦る。

「もう少しで取り返せる」と思う。

その気持ちは、そう簡単には消えてくれません。

だから私は、FXメンタルというものを「気合いで鍛えるもの」とは、あまり考えなくなりました。

むしろ、

感情が暴走しにくい仕組みを作っておく。

こちらのほうが、私には合っていました。

ロットを決めておく。

エントリー条件を決めておく。

損切りを決めておく。

連敗したときの行動を決めておく。

そして、その場になってから判断しない。

これが、私にとってはかなり重要でした。

実際、FXでは少額の連敗が積み重なったところから感情が暴発し、ロットアップや「取り返したい」という気持ちにつながることがあります。私自身の経験から、その流れを避けるために「連敗数で区切る」「負けた直後に一動作挟む」といった仕組みも考えるようになりました。

もし今まさに、

「FXで連敗するとメンタルが崩れる」

「負けるとロットを上げてしまう」

「頭ではリベンジトレードがダメだと分かっているのに止められない」

という状態なら、こちらの記事もきっと無駄にはならないと思います。

FXで“取り返したい”を抑えられない理由
FXで負けた後に「取り返したい」と焦ってしまう理由を解説。リベンジトレードや感情的なトレードを繰り返す心理を、自身の失敗経験を交えながらやさしく掘り下げます。

連敗しても「同じこと」をするために

私が2015年に見た取引履歴の中で、今でも一番印象に残っているのは、資産が増えたことだけではありません。

連敗しているのに、やっていることが変わらなかったことです。

3連敗。

5連敗。

7連敗。

それでも一定額。

ここに、今の私がFXで大切にしているものが詰まっているように感じます。

勝つために何かをする。

これは、誰でも考えます。

でも、

負けても同じことをする。

これは意外と難しい。

勝ったらロットを上げたくなる。

負けたら取り返したくなる。

連勝したら自信過剰になる。

連敗したら自信を失う。

人間ですから、こうした感情が出てくること自体は、仕方のないことなのかもしれません。

だからこそ、

「感情をなくそう」

とするのではなく、

感情が出ても、行動だけは変えない。

そんな考え方が大切なのではないかと思っています。

その意味で、固定ロットは私にとって単なる資金管理の方法ではありません。

「勝ったから増やさない」

「負けたから増やさない」

「怖いから減らさない」

という、結果に左右されない自分を作るための練習でもあります。

もし「FX初心者はなぜ固定ロットを覚えたほうがいいのか?」という部分を、もっと具体的に知りたい方には、こちらの記事で私自身の失敗も含めて詳しく書いています。

FX初心者がまず固定ロットを覚えるべき理由
FX初心者がまず固定ロットを覚えるべき理由を、実体験を交えて解説。ロットを感情で上げる危険性や、FXで勝てない・メンタルが崩れる原因、資金管理の考え方をやさしく紹介します。

あの日の私は、何も分かっていなかった

2015年の私は、まさかあの日に見た取引履歴が、何年も後になって自分のFXに影響を与えるとは思っていませんでした。

バイナリーオプションのツールを買いに東京まで行った。

そして、そのツールを使いこなすことができず、資金を失った。

当時の私にとっては、ただの失敗です。

でも、人生というのは不思議なもので、そのときには意味が分からなかった出来事が、何年も経ってから突然つながることがあります。

今の私は、あの日見たものを、

「連敗しても、決めたことを変えない」

という一つの教訓として受け取っています。

もちろん、あの方法がそのままFXに当てはまるわけではありません。

バイナリーオプションとFXでは、仕組みも違います。

けれど、

優位性のある行動を、結果に感情を揺さぶられず繰り返す。

この考え方そのものは、私が今のトレードで大切にしているものと重なっています。

「勝てる人」と「勝てない人」の差は、派手なものではないのかもしれない

以前の私は、

勝てる人には特別な才能がある。

勝てる人は、相場を読む能力が違う。

勝てる人は、メンタルが強い。

そんなふうに考えていました。

でも、今は少し違う見方をしています。

もちろん、知識や経験、手法、環境認識なども大切です。

ただ、最後のところでは、

「負けたときに、どうするか」

「勝ったときに、どうするか」

「連敗したときに、何を変えないか」

こうした地味な部分が、思っている以上に大きいのではないかと思っています。

FXで勝てないとき、私たちはどうしても「もっと勝てる方法」を探します。

でも、本当に必要なのは、

「もっと勝つ方法」ではなく、

「負けたときにも崩れない方法」

なのかもしれません。

そして、それができるようになってくると、トレードは少しずつ退屈になってきます。

勝ったから大喜びしない。

負けたから取り乱さない。

連勝しても調子に乗らない。

連敗しても焦らない。

ただ、決めたことを繰り返す。

一見すると、とても地味です。

でも、もしかすると、この「退屈さ」こそが、相場で長く生き残るために必要なものなのかもしれません。

そして、もし今あなたが、

「負けると取り返したくなる」

「連敗するとロットを上げてしまう」

「FXのメンタルが安定しない」

「リベンジトレードをやめたいのにやめられない」

と悩んでいるなら、どうか自分を責めすぎないでください。

私も、そこを通ってきました。

それでも、少しずつ変えることはできました。

そして今振り返ると、私を変えたのは、何か特別な精神論ではなかったように思います。

勝っても、負けても、同じことを続ける。

そのための仕組みを、一つずつ作っていった。

ただ、それだけでした。

あの日、東京の喫茶店で見た連敗履歴。

当時は何とも思わなかった光景が、何年もの時間を経て、今の自分にとって大切な意味を持つようになりました。

相場で生き残るために必要なのは、もしかすると「勝つ力」だけではありません。

負けたときにも、自分を変えすぎない力。

その力こそ、これからも私は少しずつ育てていきたいと思っています。

そしてもし、負けた直後の「取り返したい」という感情に苦しんでいるなら、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

負けがメンタルに与える影響と、それにより起こる行動変化の衝動。それにどう向き合いっていくか。

そのとっておきのヒントを提示できると思います。

連敗後のリベンジトレードを防ぐ方法
FX連敗後のリベンジトレードを防ぐ!メンタル管理の5つの実践術を紹介。感情を制御し、勝ち組トレーダーへ一歩近づく秘訣を、手痛い失敗をもとに構築。リベンジ癖に苦しみぬいたあなたにこそ実践してほしい…今すぐチェック!

「次の一回で取り返す」のではなく、

「次の一回も、いつもと同じようにやる」。

その小さな違いが、長い目で見たときには、大きな違いになるのかもしれません。

私自身も、まだまだその途中です。

今日ダメだったとしても、明日も、相場は逃げない。

これからも、淡々と、やっていこうと思います。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

nekomimi_fx

苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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