FXで感情に振り回されないために(後編)

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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-日常生活でできる訓練の一例-

自分がそこそこ安定して勝てるようになったと気づく前は、FXで勝ち続ける人って、特別な才能でもあるのかと思ってました。
でも違うんです。
“感情に振り回されない”ただそれだけのことが、想像以上に大きな差を生む。はっきり言って、手法が結果に与える影響を1~2とするなら、メンタルが8~9くらい。それくらい重要だと思います。

…なんて言葉を聞いて、「あぁ、それね」と頷いたあなた。
きっと、ポジポジ病やリベンジトレードで散々な目にあってきた経験をお持ちなんじゃないでしょうか。
かつての私も、そうでした。というか、今も毎日が訓練です。人間は弱い生き物ですから、目を離すとすぐ、心に余計な雑草が生えてくる、だから、常にその雑草の芽を摘み取らねばいけません。


◆インターチェンジで見た自分の“本性”

ある日の勤務中、高速道路を走っていた時のこと。
追い越し車線でトラックを運転していて、もうすぐ降りるインターが近づいてきました。ところが、走行車線のレクサスがちょうど進路を塞ぐような位置に。レクサスの後ろにも車が多数。このままじゃ降りそこねる。思わず加速してレクサスとの差を広げてから走行車線へ車線変更しインターへ。

…と、その直後。さっきのレクサスが急加速してこちらを抜き返し、なんと同じインターで降りてきた。分岐を過ぎた直後、まるで狙ったかのように急ブレーキ。こちらは追突寸前。心臓がドクンと音を立て、瞬時に沸点が跳ね上がった。

「ふざけんな」「わざとだろ」「やり返したろか」
そんな言葉が、頭の中に洪水のように流れ込んでくる。

でも、そんなときに思い出したんです。
“この感情のままトレードに向かったら、絶対に負ける”と。


◆「やられたらやり返す」が染みついていないか?

運転って、どうしても本能が出やすい場面なんです。
自分を守るため、あるいは優位に立ちたいという“攻撃性”が露骨に現れる。
わりこまれたらムカつくし、煽られたらやり返したくもなる。

よく、アルファードクラスの車や、高級外車に、他者を顧みない自己中な運転が目立つのも、人よりいい車に乗っているんだから俺の方が偉いんだ、みたいな気持ちが芽生えるからなんでしょう。それくらい、人の感情って、単純で、また、本能に支配されやすく、反応が似通ってくるんだということがわかります。

でもこの「やられたらやり返す」っていう反射的な感情のクセ。
これがFXでも同じように出るんですよね。

・負けたらすぐ取り返そうとする(リベンジトレード)
・エントリーしないと不安になって無理に入る(ポジポジ病)
・自分が「間違っていた」と認めたくなくて損切りが遅れる

…全部、根っこは「感情のクセ」。

「トレード中だけは冷静に」なんて無理な話です。
だって、普段からの感情パターンが、折り紙の折り目みたいに脳にくっきり刻まれてるんですから。
本番だけうまくやろうとしても、折り目通りに折れてしまうのが人間です。


◆感情を客観視する、日常生活での訓練法

だからこそ、「日常生活での感情の取り扱い」が超・重要です。
やることはシンプルで、ムカついたときに“それを観察する”だけ。

たとえば、運転中にわりこまれたとします。
ムカッとした瞬間、こう自分に問いかけるんです。

「ああ、お前いまムカついてるな。でもこれは何パーセントの確率で起こることなんだ?」
「想定してた範囲内のことだろ?これで熱くなってどうする」

これは、まさにFXの思考と同じです。余談ですが、私は実際に、AIに、車を割り込まれる確率を尋ねたことがあります(笑)変な奴だと思われるでしょうが、すべては自分に腹落ちさせるためです。
“何が起きるか”じゃなく、“どう反応するか”がすべて。怒りの感情って、別にチャートが何かこちらに仕掛けているのではなく、自分が勝手に反応している結果生じているものであり、チャート自身は好き勝手に動いているだけ、といえば、ご理解いただけるのではないでしょうか。

もしくは、わざとルートを変えて、その車を視界から消すという選択もあります。
これはチャートで、負けた直後に離席したり、ノイズの多い時間帯や不得手な通貨ペアを避けるのと同じ発想。エンドレスで負けていたころは、通貨ペアを増やすとそれに比例して損失も増えていたことから、MT4の「通貨ペアリスト」からマイナー通貨ペアを強制的に削除して対応していました。視界になければ、行動や、何かが発生したことへの反応が起こりようがないので、こちらも効果的です。


◆感情のトリガーを記録してみよう

私がやってるおすすめの方法が、「感情ログ」
日常でムカついたり、不安になったり、焦ったりした場面を簡単にメモするんです。

  • 日時
  • どんな場面だったか
  • どんな感情が湧いたか
  • それに対してどう対応したか

この記録を続けるだけで、だんだん自分の感情のクセが見えてくる。
クセが見えたら、トレード中にも同じパターンが出てることに気づけるようになります。


◆勝ち組まで、あと一歩

ポジポジ病やリベンジトレードは、努力不足でも、才能不足でもありません。
“感情のクセ”に気づかないまま戦っているだけ。

それは、まるでアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもの。
進まないのは当然です。

でも、少しずつ“自分を観察する視点”を持てば、必ず変わっていきます。
私自身、相変わらず感情的になることもあります。
でも、少しずつ冷静に対処できる場面が増えてきました。
その積み重ねが、ようやく“勝ち組”の背中が見える位置まで引き上げてくれた気がしています。


感情のクセを変えるのは、トレードの手法を変えるよりずっと地味…。
でも、これこそが「這い上がる」ために必要な、リアルな道筋なんです。わかりやすく言うと、この「感情のクセ」を知ることこそが、あなたが長期的にFXで成功するための自分だけのトリセツとなるのです。だから、どんな手法よりも「感情のクセ」を知ることが、沼からの脱出の第一歩となります。

焦らず、折り目を少しずつ、丁寧に伸ばしていきましょう。
今日トレードで苦しい思いをしたあなたにも届きますように。

お忙しい中、お読みいただき、ありがとうございました。

ご案内

自分が今あるのは、この先生のおかげだと思っているので、ささやかな恩返しをしたいと思っています。

聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
遠回りしたからこそ刺さる、シンプルさの中に詰まった“勝ち続ける本質”。
私自身何度も見返し、いまだに折に触れ学び、新たな気づきを得ています。──このシンプルさは、今回のブログでも触れた感情のクセを知り、影響を最小限にとどめるためにも非常に有効です。とてもお安くあり得ないコスパなので、よろしければお手に取ってみてください。

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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