社内研修で得た気づき

”聖杯”を考える
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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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私は、生花祭壇の挿し手という少し変わった仕事をしています。
花を扱う仕事というと、華やかに聞こえるかもしれませんが、実際は泥臭い世界です。一本一本の花に命があり、生花祭壇のデザインや形の中で「その人らしさ」を表現する責任がある。だから、ちょっとした色の組み合わせの変化や、菊の咲き具合、挿した時の角度の違いで、全体の印象がガラッと変わるんです。

会社が変わると、花の挿し方にも少しずつ「流儀の違い」があります。
私は、この分野で、すでに長いキャリアを持っていますが、現在の会社に転職して間もない頃、東京で5日間の研修を受けました。講師は、会社で一番腕の立つ挿し手。菊の“面の見せ方”に独特のこだわりがあり、まったく意識していなかった部分に気づきを得ることができました。あの5日間は、まさに刺激の連続でした。

勤務地に戻り、また日常の業務の中で作成に携わると、少しずつ研修の感覚が薄れていくのを感じました。最初のうちは、教わった通りにやろうと集中していましたが、数か月たつと、少しずつ“自分の癖”や“職場の流儀”が顔を出してくる。

でも、別に怠けているわけではないんです。
むしろ、現場の中でいろんな人から学ぶうちに、自分なりの「型」ができあがっていく感覚がありました。(花の挿し手は何人もいて、自分より格下の職人もいます。私は、勤務地で自分より上席の二人に限定して、手本として練習や本番時の参考にしています。)

私の勤務する支店には、上長いわく「県内で五本の指に入る」腕の職人がいます。確かに見事な腕前。豪快さやダイナミックさを表現する人もいますが、彼の仕上がりは繊細で上品。ただ、彼は他社出身なので、挿し方、菊の顔向きなどは東京の筆頭技術者とはまた違う。
上長は上長で、すさまじく手が速くて要領がいい。スピードも立派な技術ですから、これもまた学びになります。つまり私は、異なる流派の影響下で仕事をしているわけです。

けれど、不思議と混乱はしません。
私にも一応、基礎と基本があるからです。だからこそ、それぞれの人の教えを、自分なりのフィルターを通して取り込み、分野ごとに細分化して“整理”できる。
気づけば、東京で学んだ技術も、現勤務地で学んだ技術も、私の中で自然に溶け合い、自分仕様にチューニングされている。だから、研修で教わったことが少し霞んで見えても、それは悪いことではないんです。


この話、実はFXにもそっくりではないかと、気づきました。。

どんなに優れたトレーダーから学んでも、その人と同じようには勝てません。
たとえば――大谷翔平選手が、有望な高校球児に直々に野球を教えたとしても、その球児が“第二の大谷”になることはまずないでしょう。
なぜなら、生まれ持った素質も違えば、基礎を叩き込まれた指導の形も違う。食べているもの、筋肉のつき方、性格、体型――すべてが違うんです。
だから結局、教わったことを土台に、試行錯誤を重ねながら「自分流」に落とし込むしかない。

FXも同じです。
手法を学ぶのは大事ですが、性格、心のありようも異なる別人格なのですから、それを“そのまま”使ってもうまくいかない。
実践と検証を繰り返しながら、PDCAサイクルを回し、自分の性格や生活リズムに合うようにカスタマイズしていく必要があります。

ところが、多くの人はここで焦ります。
「師匠と同じようにできない」
「勝率が落ちた、手法が違うのか?」
そうやって、また新しい手法を探し始める。
でも、そこで聖杯探しに迷い込むんです。

大切なのは、“型を育てる”こと。
教わった手法を壊すのではなく、自分の基礎の上に乗せていく感覚です。ここでいう基礎は、プライスアクションや値動きの本質(どうなったら人は喜怒哀楽の感情が高まり、行動に移され、それがチャート上に現れるのか)とか、損切するときの心構えとか、手法に関係なく身に着けていないと相場に向き合えない「基礎力」を指します。
日本人は「改善」や「効率化」が大好きですが、トレードにおいてそれが裏目に出ることも多い。
ロジックをいじくりまわすより、ロジックのタイプにかかわらずパフォーマンスを左右する、自分の心理と行動パターンを観察し、どうすれば自然体でルールを守れるかを探る方がはるかに価値があります。


お花の挿し方もトレードの型も、結局は「身体に馴染ませる」しかない。
最初はぎこちなくても、何度も繰り返すうちに“自分の動き”になっていく。
それが無意識でできるようになった時、ようやく「自分独自のスキル」になるんです。

東京で教わった技術が、いま私の中で自然に形を変えているように、
あなたが学んだ手法も、きっと時間とともに「あなた仕様」に変わっていく。
焦らなくていい。むしろ、それが本来の成長のかたちなんです。

勝てるようになる人と、永遠に迷子のままの人の違いは、
「他人の正解を追い続けるか」
「自分の中に正解を育てるか」
その一点だけです。

もし、あなたがまだ手法ジプシーの迷路にいるなら、
サインツールや高額なロジックを離れ、シンプルな手法一つを手に、徹底的に検証を重ね、“相場の本質に合致した、勝てる型”を見てみるといいかもしれません。
手法の細部も大切ですが、「手に取った一つのロジックをもとに、自分をどう整えるか」という心構えにもメスを入れている教材だと、自分のメンタルを、FXトレーダー仕様にするのに大いに役立つため、長い目で見て、使い続けていくことができると思います。
結局、勝ち組に到達するには、まるパクリを超越して、“自分自身に合った型づくり”が必要になるんだということがお分かりいただければ、幸いです。

ご案内

自分が今、トレードをし続けられているのは、この先生のおかげだと思っています。

聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
遠回りしたからこそ刺さる、シンプルさの中に詰まった“勝ち続ける本質”。
私自身何度も見返し、学ぶたびに新たな気づきを得てきました。──メンタル崩壊とも無縁の実戦バイブルです。とてもお安くあり得ないコスパなので、良かったらお手に取ってみてください。

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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