実際の手順に沿った環境認識
- 環境認識(日足)

私は上位足ほどざっくり、パッと見る、を心がけています。全体の流れを把握する目的なので。今回、ドル円の日足は、下落トレンドではあるものの、一旦底打ちして、Wボトム完成を視野に戻しを形成しているなというのが見て取れました。そして前日までの直近数本の実体の形状からも上昇継続。で、本来ならその流れを引き継ぐところですが、監視し始めた当時、すでに直近の目標付近である日足レジスタンスに到達し、そこから強い反発を受けて下落始めていたので、短期的には下落がはいると思いました。ただ、安値が切りあがっていることから、大きな値幅を狙うことは最初から念頭にありませんでした。
- 環境認識(4時間足)

4時間足チャートを見て、すぐ感じたことが二つありました。それは、①レンジブレイクで勢いよく上昇したものの、全戻しを食らいロング勢が苦しい形状だなということ。②全戻しの足が大陰線であることから、少なくとも急騰の起点を下抜けするのではないかということ。ただ、②が実現したとしても、安値が切りあがっていたので、レンジと見てとれるゾーンの下限まではいかずに止まる可能性を踏まえておかなければならないと思いました。
- 環境認識(1時間足)

1時間足まで落とすと、下抜けしたサポートが、キリ番、上昇の起点、上昇のFR50 といった、意識される根拠の重合点で、抵抗帯を形成(=非常に強力なレジスタンスとなる)していることがわかりました。ですので、15分足の形状次第ではありますが、下落の優位性はより高まったと判断でき、15分足でトリガーとしている形状が現れているかで最終判断をすることとしました。
- 環境認識(15分足)~執行

15分足では、急騰の起点付近で、窓を埋めながらミニWボトムを形成していることがわかりました。Wボトムは私がエントリーのトリガーにしているチャートパターンの一つなのですが、トリガーは、根拠が強いほどその崩れ(ダマシ)が決まった時の敵の狼狽も大きく、値が動くことが多いです。今回はミニWボトム+抵抗帯②で、かなり強い上昇の根拠だったことがわかります。そこを下抜け(否定)したので、下落の勢いが加速する条件がそろったと判断。1分足でタイミングをとってショートしました。(タイミングをとるためのチャートは別パソコンのため便宜上省略。)今回、ミニWボトム形成から時間が少し経ちましたが、ユロドルの逆相関度合いを見て、まだショートが有効だと判断できたことも、エントリーの決断を後押ししました。
今回は特に反省点や事前のシナリオとの大きな相違はありませんでした。結果を後から見るともっと伸ばせたという風に見えますが、日足や4時間足の形状からその当時はそこまで伸ばせないと判断しておりましたので、この判断はよかったと思っています。
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