ピッカピカの将棋盤との対面
今日も、もちろんFXのことを話そうと思っているのですが、それと関係がある趣味の話を。
私のもとに、FXで稼いだお金で買った卓上の将棋盤が届きました。もともと、脚付きの本格将棋盤を持ってはいるのですが、仕事柄腰痛もちなため、腰が思わしくない、だけど将棋がしたい、という時に、何とかならないものかと以前から思っていました。
そこで、ネットで有名店を探し、最高級の卓上将棋盤を購入。一昨日、手元に届きました。これがあれば、テーブルの上でも、机の上でも、なんなら枕元でも、将棋が指せます。見てください、この盤面のきらきら感を!

厚み自体は2寸程度ですが、普通にいいパソコンが買えるくらい高価なものです。材質は本榧。樹齢数百年の木を数年~20年程乾燥させたもので、産地は日本一有名な榧の産地、宮崎県日向にほど近いエリアです。

裏面。製作した方の落款印、直筆署名入りです。日本一有名な職人である熊須健一氏作。この方が製作した盤を是非手に入れたいと思っていたので、念願叶いました。
私がこの将棋盤を掲載したのには、ワケがあります。それは、トレードを生活の最上位(兼業であるならば仕事の次)に位置付けないように工夫したほうがいいということを伝えたかったからです。
トレードを覚えたら、とにかくお金を増やしたい、そのためにはバンバン取引せねばならない…そう考えがちですが、それをやると、気が付いたらトレード漬けになって、優位性の判断が甘くなり、根拠の薄いトレードが増え、最終的には軍資金が溶けるという憂き目にあうことはほぼ目に見えています。その時、トレードと人生の関係性は、トレードが主で、人生が従。そうではなくて、あくまで自由で豊かな人生が主。その手段たるべきトレードは従、たくさんやりたいことがあることの中の一つにすぎない、程度の位置づけにとどめるべきだと思うのです。私は、こうして一流の職人がつくった将棋道具を愛用して好きな将棋を指すことで、限られた自由時間を、意識して趣味に費やすことができ、トレードしかしない時間に比べ、よほど充実しています。
趣味の活用で”選球眼”を間接的に鍛える
選球眼という言葉を聞いたことがあると思います。野球で、打者が自分が打てるボールを射止めるために、打てない、あるいは打っても凡打になるボールを最初から捨て、見逃す技術です。プロ野球選手の、歴代最高打率ランキングでTOP5に入る選手を調べたのですが、1位の張本勲(ロッテ→巨人)から5位の前田智徳(広島)までの上位5名は、いずれも四死球数が800以上。高打率を残すには、無駄な球は絶対に振らないという、一見地味な技術も必須の条件となっています。
チャートの世界でもこの技術は重要で、たくさんのチャートを目にすることで、勝てる確率が高い形を選りすぐることができれば、必然的に勝率は上がります。その能力を、チャート観察とは別のアプローチから高めようというのが、趣味の活用です。
私であれば、最高の将棋道具での将棋を堪能しながら、チャート上にアラートなどをかけておき、決まった地点に到達し、なおかつ、「自分の形になった時」にようやく、仕方ないなあ、ちょっと、相手してやるか…と、あくまで上から目線で”仕方なく”チャートを細かく見てあげるのです。そうすることで、ポジポジ病からも脱することができますし、よほどいい形でない限り、それだったらまだ将棋しとこう…っていう風になり、前のめりに監視することを防いでくれます。ポイントは、趣味のほうにとことん凝るということかな。私は、道具のほかに段級位認定へのチャレンジをし、道具に見合う棋力をつけようと、今躍起になっています(笑)
気が付いたら、趣味もなく、出かけることもなく、人と会話することもない状態でチャートを監視ってマジで精神的にどうにかなるのではと思います。それこそ、チャートに支配された人生です。ぜひ、チャートを支配し、付き従わせるくらいに夢中になれることを見つけることで、チャートに近づきすぎず、適度な距離感をもってくださいね…。本日もお読みいただき、ありがとうございました。
ご案内
自分が今トレードを続けていられるのは、この先生のおかげなので、ささやかな恩返しをしたいと思っています。
聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
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