「FXで勝てない…もう疲れた」
そんなあなたに伝えたいことがあります。
私はかつて、負けトレードの長いトンネルで出口が見えず、聖杯探しに明け暮れ、教材やツールに何十万円もつぎ込んだ負け組ど真ん中のトレーダーでした。将来への不安からFXを始めたのに、負けが続き、口座残高も心の余裕もすり減る日々。
でも、今なら言えます。あなたに合った、FX成功への道はあります。それはまず、華やかな手法やサインツールではなく、あなたの「メンタル」の姿を知ること。
この記事では、私がハマった「サインツールの沼」のリアルな経験と、そこから学んだ這い上がるための第一歩をお伝えします。あなたが今、思うように勝ちを重ねられず、どんなに疲れていても、希望の光は見えます。一緒にその一歩を踏み出しましょう。
サインツールに20万円近くつぎ込んだ私の失敗
私は過去に、FXのサインツールを4つ、総額20万円近く購入しました。
「このツールなら勝てる!」
広告の派手な勝率や、矢印でエントリーを教えてくれる手軽さに心を奪われ、藁にもすがる思いで買いました。でも、結論から言うと、すべて勝てませんでした。
初心者の頃は、ツールの矢印に従ってトレードするも、「だまし」に翻弄され、損切り連発。自分のトレードルールや相場観がないから、サインの中にも当然ある、確率の高い低いをかぎ分けることができず、手あたり次第のエントリー。ポジポジ病が悪化し、負けが止まらない。
ある程度経験を積んでからは、「今ならツールを使いこなせるはず」と根拠のない自信で再挑戦。それでも、サインが出ると「今エントリーしないと!」と焦り、事前の分析や損切り設定を横において前のめりになる。結果、またもや負けトレードの山。
特に、負けが続いているときは「このサインで取り戻さねば!」とブレーキが効かず、大きな負けでさらに凹み、メンタルはいとも簡単に崩壊。確かに、サインを出したのは信じて買ったツール、でも、そのツールの得手不得手、特徴もわかっていなかった…負けを100%自己責任と感じ、自己嫌悪に陥りました。検証せず実弾でやっていたのですから、こうなるのは明白ですが、当時の自分には知る由もなかったです。
サインツールは、まるで沼のようでした。
好調なときでも、どこかでツールのサインにペースを乱され、勝てるはずのトレードを落とす。確率的に勝ちやすい局面だと、やたらとサインが出る、そのどれがベストタイミングかわからず、焦りや雑なエントリーで負ける。
何より、一発が少額でもあまりにたくさん負けると、さすがに「自分はダメだ」メンタルが削られ、FXを続ける自信すら失いました。このころの勝率は20%にも満たなかったと記憶しています…。
遠回りで気づいた、負け組脱出の鍵
このサインツールの沼から抜け出すだけでも、3年以上はかかりました。。
教材費と負けトレードでマイナス収支は膨らみ、家族との時間も心の余裕も失い、「もうFXやめようか…」と何度も思いました。自由な時間ができると思ったのに、どこにも出かけることなく部屋にこもって、ろくに結果も出ない、出ないから努力が足りないと思って、ますます閉じこもる。そして、お金が無くなるから、やがてお出かけにも躊躇する自分。俺、何やってんだろ…情けないとはこのことです。
でも、遠回りの果てに気づいたんです。
FXで勝てない本当の原因は、ツールや手法じゃなかった。基礎もないのに最短最速を目指し、期待値も知らず一発一発に一喜一憂し、勝手に悲嘆にくれ、絶望していた私のメンタルだったと…。まさしく、独り相撲です。
引退した、野球のイチロー選手がかつて言った言葉が、心に刺さりました。
「遠回りしたからこそ、わかることもある。」
聖杯探しに走り、サインツールに頼ったのは、当時の私が「負ける恐怖」と向き合えず、楽な道を求めたから。
その遠回りは、確かに苦しかった。でも、メンタルと向き合う大切さを教えてくれました。
最終的に、すべてのサインツールをPCから消去。
そこから、信頼に足る教材を見つけ、自分のトレードルールを作り、感情をコントロールする練習を始めました。たとえば、トレード前にすぐ執行足を見ないで、日足や四時間足を見る、そして、失敗から気づきが詰まっているマイルールを、しっかりと音読する習慣。これだけで、焦ってエントリーする回数が激減しました。
迷えるトレーダーが這い上がる4つの処方箋
あなたも、サインツールの沼や聖杯探しで疲れているなら、大丈夫。沼を知る私に言わせれば、むしろこれからに希望があります。それ以上深い沼にはまることはもうないから。
今から、その泥だらけの足で沼から這い上がるために、今日からできる4つの処方箋を紹介します。忙しいサラリーマンのあなたでも、簡単に実践可能です。
1. メンタルを整える「小さな習慣」を始める
FXで勝つには、冷静な判断が不可欠。でも、将来の不安や負けの恐怖で頭がいっぱいだと、感情に振り回されます。そして、そうなればなるほど、あなたの素の感情が表に出やすくなります。
そこで、私が依然やって効果的だったのは、お香を焚き、ゆったりしたテンポの音楽(クラシックやヒーリングミュージックなど)をかける。自分の命の次に大切なお金を相場に送り出すのですから、できうる限り上質な環境で、ろうそく足の動きに飲まれないよう、泰然自若な構えで。間違っても、ロックのようなアップテンポでアグレッシブな音楽はかけないこと。※詳しく説明するとそれだけで1本のブログが欠けるので省略しますが、脳の報酬系(ドーパミン経路など)を刺激し、自信過剰(いつもより過剰なリスクでも大丈夫だろう、みたいな、リスクに対して鈍感な感覚)となり、トレードが雑になる恐れがあります。
2. 自分に合ったシンプルなルールを作る
サインツールに頼ると、自分の型がないままトレードして負ける。負け組脱出には、深掘りしやすく、負けの原因も分析しやすい、シンプルなルールが必須です。
シンプルであれば練習もしやすいですし、余計な迷いが激減します。練習と実践を重ね、手法を自分になじませ、淡々と期待値を追っていきましょう。
3. 失ったら少しだけ気になるかなと感じる金額でマネー耐性を鍛える
リアルトレードの恐怖を克服するには、大金ではないけれど、失ったら残念だなと思えるレベルのリスクで練習が最適。お金に関する耐性は、人により違いがありますが、日ごろ商売などで大金を動かしている一部の経済人を除いて、一般人には、ハイレバで胃をきりきりさせるスリルに浸ることで鍛えられるものではなく、逆に、失っても痛くもかゆくもない100円200円といったお賽銭レベルの金額や、デモトレードで鍛えられるものでもありません。どんな誘惑があっても、どんなに退屈な相場でも、失って勿体ないなあと思えるくらいのリスクを、淡々ととっていくことでこそ、ゆっくりですが備わってくるものだと思います。もっとリスク撮りたいのに…うわあっ、伸びそうだ、ロット倍で勝負だ、みたいなこみ上げる衝動をぐっとこらえ、一定金額を、スロットを回すように無心でかけ続けることも、一般人が鍛えられる立派なマネー耐性。勝ちを重ねれるようになったら、リスクにさらすお金を徐々に増やしてみてください、。
4.相場に「挑む」のではなく、「相場の声を聴く」つもりでチャートと向き合う
相場はたくさんの人の思惑が交錯し、好き勝手に動いています。そこに挑戦し、勝手に自爆して、自爆させられた相場に腹を立てて、くそって思って、やり返してやる…と復讐心に燃えるって、冷静に考えておかしいですよね。相手は何にもあなたを陥れていないのですから、戦いを挑むという発想自体、捨てましょう。自分がしんどくなり、疲れるだけです。ただただ、今どっちに行こうとしているのかな、あ、そっち?それなら私もそっちへついて行こうか…そういう臨機応変さをもって、動きを受け止めるくらいの気持ちがちょうどよいです。ですから、自分が熱くなりやすければ、そのリズムを崩さないために、負けるごとに休憩をはさむ、あるいはエントリーしたらチャートを見ない、そんな工夫を加えて、この「声を聴く」、「受け止める」という姿勢を忘れないでください。
あなたならやれる。今から一歩を!
サインツールの沼にハマり、負けトレードで疲れ果てたこんな私でも、もがきぬいた末、こうして這い上がる道を見つけました。
今この記事を読んでくださっている方の多くは、仕事や家庭で忙しく、FXにかけられる時間は限られているはず。でも、だからこそ、聖杯探しで堂々巡りするのではなく、さっさと一つやり方を決め、上にあげたような方法で、トレードに最適なメンタルを育てていくことが、地味なようで一番の近道なんです。
「もう遅い」なんてことはありません。やろう、と決意した「今」が最短です。
エントリーしたらパソコンを離れ、近所のコンビニにでも行く、シンプルなルールを作って守ってみる…そんな小さな一歩が、長いトンネルから抜け出す光になります。
もし、私の記事をヒントに、自分色のメンタル強化術を思いついた方は、それでも全然かまいません。とにかく、行動を開始することです。行動のスケールなんて、小さくても一向に構いません。あなたの小さな一歩が、結果を変えていくのですから。
今日も、お読みいただき、ありがとうございました。
ご案内
自分が今あるのは、この先生のおかげだと思っているので、ささやかな恩返しをしたいと思っています。
聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
遠回りしたからこそ刺さる、シンプルさの中に詰まった“勝ち続ける本質”。
私自身何度も見返し、学ぶたびに新たな気づきを得てきました。──メンタル崩壊とも無縁の実戦バイブルです。とてもお安くあり得ないコスパなので、良かったらお手に取ってみてください。
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