～泥臭く這い上がるための第一歩～
FXを始めて数年、聖杯を求めて手法を追い続けたあなたへ。家計や小遣いの足しにと始めたFXなのに、軍資金がみるみる減り、ストレスだけが溜まる…そんな経験していませんか。私も同じ道を歩んできました。何を隠そう、私は1回のトレードで軍資金の4分の3を溶かすという大敗の経験者です。でも、そこで気づいたんです。手法じゃなかったんだな、と…。自分のメンタルが耐え切れないことを恰好よくやってのけようとした自分自身の至らなさ、それこそが全ての元凶でした。
このブログは、負け組だった私がどん底から這い上がったリアルな道筋を、恥ずかしいことや誰にも言いたくないようなことまで赤裸々に記すことで、FXの荒波に立ち向かっている多くの方のお役に立てることが何かあるのでは…との思いから、兼業トレーダーとしてのこれまでの様々な経験をもとに始めました。泥臭く、時にユーモアも交えながら、私自身の数々の失敗と少しばかりの成功、光と影、にフォーカスして、コツコツと書いていきたいです。
1. 手法は「破壊力」ではなく「自分に合うか」が鍵
FXを始めた頃、私は「月1000pips！」とか「勝率90％！」みたいな手法に飛びついていました。ネットや本で「これで億トレーダー！」なんて言葉に踊らされ、いわゆる聖杯さえ見つかれば勝てる！と信じて。でも、現実は…ボロ負け。サインツールを買っては、サイン通りにトレードし、着々と資金を減らし、怒りのあまり無謀なロットでエントリーし爆損、そしてまた入金…いつ終わるとも知れない負のループ。そんな絵にかいたような負けトレーダー街道をまっしぐら、な期間が数年間続きました。では、なぜその頃は勉強もしまくっていたのにそんなに負けたのか？ 手法は、その破壊力（獲得pipsや勝率、取引チャンスの数）ではなく、自分の性格に合うかどうかが大事だということに、まったくと言っていいほど気づいていなかったからです。
私は短気で熱くなりやすいところがあります。それなのに、プロトレーダーが格好良く増し玉し、器用に勝ち逃げする姿にあこがれ、真似をして逆行しお祈り塩漬けといったドカン負けスタイルを確立することにいそしんでいました。あなたも、忙しいサラリーマン生活の中で、性格や時間に合わない手法を「稼げるらしい」と無理に試していませんか？ たとえば、短期トレードが好きな人は5分足などでサクサク動く方が合ってる。逆に、じっくり考えるタイプなら長期足で腰を据えたトレードがいい。私は、自分の性格に合った手法に出会い、若干のカスタマイズをしながらも愚直に取り入れてから、トレードが楽になりました。この、「楽」って思えることが、脳に余裕をもたらし、様々な効用をもたらしてくれます（これについては、掘り下げるとそれだけでブログが一本かけてしまうので、別の機会に必ずご説明します）。手法はあなたを支える道具。自分にフィットするものを選ぶ決意こそが、負け組脱出の第一歩です。そのためには、もちろん、それと引き換えに捨てるものもあるだろうし、そこは勇気をもって断行することで、思いもよらぬ光が差してくるものです。
2. 損失への恐怖：負けを受け入れるマインド
FXで一番キツいのは、負けたときのあの胃がキリキリする感覚。私が軍資金の4分の3を溶かした時は、夜も眠れず、絶望の淵で「もうFXやめようか…」と思いました。連敗が続くと「このまま全財産なくなるんじゃないか」と恐怖に襲われたことってありませんでしたか？ でも、大事なのは、好不調の波に左右されず、負けを恐れず、損切りを淡々と受け入れるマインド。これこそが、あなたの資金（＝自分の手足となって働く兵隊）を守るってこと。
私の転機は、損切りを「失敗」じゃなく「次のチャンスへの必要経費」と考えれるようになったとき。1回の許容損失を資金の1％に設定し、淡々と実行するようにしたら、恐怖が減りました。このブログを読んでくださっているあなたも、損切りをためらって小さな損が大損になったこと、あるんじゃないかと思います。かくいう 私には、数えきれないほどあります。でも、次は気を付けようと言い聞かせていたのに、そんな痛い思いを何度となく繰り返して、そのたびに自己嫌悪になった末、ようやく気付いたんです。損切りは恥じゃないし、FXはいかに上手に負けるか、のゲームだなと…。この、負けも食らうもんなんだという当たり前を受け入れる心のありようこそが、這い上がるための土台となりました。
3. 感情のコントロール：欲と焦りを手放す
負けが続くと、つい「次のトレードで取り戻す！」って欲や焦りに駆られますよね。私もそうでした。何連敗かすると、その現実を受け入れられなくなり、負けた直後に大きなロットで一発逆転を狙ってリベンジトレード…結果、さらなる大敗、そして絶望…。欲や焦りがトレードを歪めるんです。サラリーマンで仕事のストレスなどもあるのに、FXでこんな感情に振り回されてたら、正直心が持ちません。
私がたどり着いた解決策は、トレード前に「今日の目標はルールを守ること」と決めること。1日の損失上限を1％に設定し、エントリーしたら即チャートを閉じる。守ったら、その日守った証として、カレンダーにシールを貼るんです。シンプルだけど、これが感情の暴走が止まるきっかけとなりました（詳しく言うと、この後も何度か暴走と反省を繰り返し、その度に学びや気づきを得て、暴走を止める仕組みが強化されるプロセスがありました）。負けた後に「倍返しだ！」と熱くなってしまうような悪癖を克服できなかったので、負けた直後はさっとパソコンから離れ、コーヒーでも飲んで一旦リセット、を徹底。そういう冷静な判断が、結局は安定した利益への近道なんだと、相場にボッコボコにされつくして気づきました。この、血のにじむようなプロセスを経てようやく、負け組からの脱出は、感情をコントロールするメンタルから始まると、リアリティを持って言えるようになりました。
4. 一貫性の重要性：自分を信じるルール
FXで勝つには、ルールを守る一貫性が命。聖杯探しに明け暮れていた頃の私は、ルールを無視して「なんとなく上がりそう」と、値ごろ感からトレードを繰り返し、損失を膨らませていました。でも、検証と実践を繰り返してたどり着いたのは、幾つかの鉄板パターンにチャートが合致しているかをフィルタにかけ、エントリーしない根拠がないかを確認するルール。こんなに条件がそろっているのにエントリーしないほうが損、という形の出現までじっと待つ。凡事徹底とは言うもので、この習慣の徹底が、私の長い負け組生活からの脱出を支えてくれました。
たとえば、私の鉄板パターンは、チャートの形状や値動きの強さなど、シンプルだけど自分自身の経験からしっくりきたものばかり。エントリー前に「この形、鉄板パターン？」「入らない理由は？」と自問自答する。これで、無駄なトレードが激減しました。トータルでなかなかプラ転できずにいるトレーダーにとっては、自分はこれで稼いでいけるという自信の獲得（＝勝ち組に入ること）が最優先。もし、そんな自信がないなら、実践と検証から、自分が勝ちやすいと手ごたえを感じている形を一つ見つけて、その形のみを、スナイパーのように狙い、確実に仕留めることから始めてみて下さい。勝てると確信している形以外は絶対入らない、これを何があっても死守する強い意志こそが、あなたにとって必ずや、這い上がる力になります。
5. 遠回りは必要：失敗から学ぶ
私のFXとの歩みは、正直失敗だらけでした。軍資金を何度も溶かし、入金ボーナスを無駄にし、ため息をつきながら入金を繰り返した日々。恥ずかしいけど、あの悔やんでも悔やみきれない日々を、笑い話にできる今があるのは、失敗のレベルや数は問題ではないと悟ったから。自分の場合、むしろ遠回りは必要だったんだと思う。間違ってうまくいっていたら何にも気づかないまま軍資金だけ増え、将来とてつもない損失を食らったことが確実だったから、失敗して後悔させてくれたことを、むしろ感謝すらしています。私は、負け続けたことで、自分のせっかちな性格や感情の癖、リスク許容度を知りました。これは、どんな高額セミナーでも得られない、自分だけの宝物です。
たとえば、FX以外でも、仕事でミスしたとき「なんで自分はこうなんだ！」と落ち込んだこと、誰にだってありますよね。私も、大事なお客様の前で、大きなミスをやらかした時、マジで何日も落ち込みました。でも、その失敗から「準備や、落ち着いて物事を俯瞰することの大切さ」を学び、FXのトレード日誌に応用することができました。あなたも、失敗を「無駄」と捉えず、「この経験から何を学べる？」と考えてみてください。なかなか突破口が見いだせない時、その時見える景色に、案外這い上がるためのヒントが隠れていたりします。遠回りした分、必ずや、そこから多くの気づきを得ることができるはずです。
6. 一気に全てを成し遂げようとしない
FXで勝ちたい！と思うあまり、安定して勝ち続けられるようになってからでもよいことを一気に成し遂げようとしていないか、振り返ってみてください。私は、手法、資金管理、メンタル強化を全部同時に完璧にしようとして、疲れ果てました。社会人にとって、仕事や家庭の忙しさの中で、そんな無理など続くはずもありません。中でもメンタル強化は、しみついた癖もありますから、１日や２日で実現させるのは至難の業です。
私の場合、1ヶ月間「鉄板3パターンに合致するか確認する」ルールだけに集中。物足りない気がしたけど、守るたびに「自分でもできる！」と自信がついたものです。あなたも、何か一つを守ることから始め、小さな成功体験を積み重ねてみてください。1％の損失を守れた、これだけはというルールを1週間守れた、そんなとるに足らないとも思える実績が、負け組からの脱出への一筋の光になります。
結論：自身のメンタルをより深く知り、這い上がる
聖杯探しに疲れたあなたへ。FXの成功は、完璧な手法じゃなく、自分にしかないメンタルの特徴、癖といったものを把握し、そんな自分に合ったトレードスタイルを会得することにあると確信しています。私は、軍資金の4分の3を溶かしたどん底から、泥臭く這い上がる道を歩み始めました。損失を恐れず、感情の変化する様を知り、それを踏まえて、自分でも守り切れるルールを構築し、徹底して守る。それが、トンネルから抜け出す第一歩。現在使いこなしている自身のトレードスタイルも、私のメンタルにとてもフィットしたものです。あなたも、自分のメンタルを無理に鍛えるとか、押さえつける、とかではなく、オンリーワンの、あなたのメンタルの形に合ったやり方を見つけて、それを使い倒すことで希望の光をつかんでください。今日は初回ということもあって力が入ってしまい長くなりましたが、次回も、自身の経験から、苦境にあえぐFXトレーダーが這い上がるヒントを、お届けできたらと思います。お読みいただき、ありがとうございました。
ご案内
自分が今あるのは、この先生のおかげだと思っているので、細やかな恩返しをしたいと思っています。
聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
遠回りしたからこそ刺さる、シンプルさの中に詰まった“勝ち続ける本質”。
私自身何度も見返し、学ぶたびに新たな気づきを得てきました。──メンタル崩壊とも無縁の実戦バイブルです。とてもお安くあり得ないコスパなので、良かったらお手に取ってみてください。
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