FXで勝てない時期が長く続くと、多くの人がこう感じ始めます。
「負けが怖い」
「負けたくない」
「もうこれ以上、自信を失いたくない」
だから、勝率を求めて手法を増やす。
エントリーポイントを探して時間足を切り替える。
その結果、さらに負けが積み重なり、メンタルが削られていく。
でも実は、負けを受け入れられない状態そのものが、負けを呼び込んでいることが少なくありません。
負けがつらい本当の理由
負けがつらいのは、お金が減るからだけではありません。
本当につらいのは、
- 自分の判断が否定された気がする
- 努力が無意味だったように感じる
- 「またダメだった」という自己評価が積み上がる
こうした感情的なダメージです。
つまり、負けを受け入れられないのは、
トレードと「自分自身」が強く結びつきすぎている状態とも言えます。
一点突破が切り離してくれるもの
一点突破でトレードを続けていると、ある変化が起きます。
それは、
勝ち負けと自分の価値が、徐々に切り離されていくことです。
なぜなら、やることが極端に限定されるから。
- この形だけを狙う
- この条件以外はやらない
- 出たらやる、出なければ何もしない
こうなると、負けたとしても、
「自分がダメだった」ではなく、
「この形の中の、想定された一回だった」
と捉えられるようになります(これ、期待値を淡々と追う考え方につながっていきます)。
これが、メンタルにとっては決定的に大きい。
「負け」がデータに変わる瞬間
一点を極め始めると、負けは次第に感情の対象ではなく、
データになっていきます。
- この形は、何回に一回負ける
- こういうローソク足の並びは分が悪い
- ボラがこれくらいの時は勝率が落ちる
負けが「敵」ではなく、
情報源に変わる。
すると、負けるたびに心が削られるのではなく、
「また一つ材料が増えた」
という感覚に近づいていきます。
負けを受け入れられない人ほど、広げてしまう
皮肉な話ですが、
負けを受け入れられない人ほど、トレードを広げてしまいます。
なぜなら、
- どこかに“負けない形”がある気がする
- 今の負けは、手法が悪いせいだと思いたい
- 自分の選択を否定したくない
こうした心理が働くからです。
でも、広げれば広げるほど、
「どの負けが、どこから来たのか」が分からなくなる。
結果、負けはただのストレスになり、
受け入れられる余地がなくなっていきます。
この感情、マグマのようにたまって、ポジポジ病や、リベンジトレードとして爆発する素地となることが、私自身何度もありました。
一点突破は「覚悟」を先に作る
一点突破を本気でやると、
最初に手に入るのは勝ちではありません。
覚悟です。
- 負ける前提でやる
- 負ける形も含めて引き受ける
- この一点でダメなら、次も同じ一点で確かめる
この覚悟ができた瞬間から、
負けは「想定外」ではなくなります。
想定内の出来事は、人の心を大きく揺らしません。
負けを受け入れられるようになると、トレードは静かになる
負けを受け入れられるようになると、
トレードは驚くほど静かになります。
- エントリー前の緊張が減る
- 含み損に対する過剰反応がなくなる
- 結果よりも、プロセスに意識が向く
そして気づくのです。
「負けを恐れていた頃の方が、ずっと苦しかったな」と。
もし、負けを受け入れる自分になれていないと思われるなら、発想の転換を図るのも一案です。
これは私が用いたテクニックなのですが、次は必ず負ける、と言い聞かせてエントリーするのが、地味に効果的でした。このような思考を繰り返すことで、無謀なエントリーを防止できるだけでなく、同じ負けるなら、ルール順守のエントリーで淡々と負けようと心がけることができます。
あと一歩勝てないあなたへ
今、あと一歩のところで止まっているなら。
それは、技術ではなく、
負けとの距離感がまだ定まっていないだけかもしれません。
一点突破は、
勝つための戦略であると同時に、
負けを受け入れる器を育てる訓練でもあります。
その器が育ったとき、
勝ちは「追いかけるもの」ではなく、
静かについてくるものに変わります。
まずは一点。
負けることも含めて、引き受けられる一点を、とことん突き詰めていってください。その先に、きっと、皆さんなりの展望が、必ずや開けてくるはずなので。
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