先日、数年ぶりに、とあるコーヒー豆屋さんへ行ってきました。

きっかけは、以前ブログにも書いた「ご褒美戦略」の見直しです。
ご褒美戦略は、私が、FXで勝てない泥沼から這い上がるきっかけになった、極めて重要な考え方なのですが、詳しく述べた過去の記事があります。よろしければご覧になってください。
トレードでルールを守れた時。
感情に飲まれずに終われた時。
あるいは、負けても冷静に記録を書けた時。
そういう“良い行動”に対して、何か小さな報酬を与える。
これはメンタル管理の一環として、以前から意識していたことでした。
ただ、最近少し考え直していたんです。
以前の私は、ご褒美というと、どうしてもお酒に寄りがちでした。
もちろん、お酒そのものを否定する気はありません。私自身、今でも好きです。
でも、アルコールが人体に与える悪影響が、たとえ少量でも無視できないと、ある時知りました。
参考までに、こちらのブログをご覧いただければと思います。
FXで消耗した脳と神経を、本当に長い目で支えてくれるものは何だろう。
そんなことを、ぼんやり考える時間が増えていました。
そこで思い出したのが、昔たまに通っていたコーヒー豆屋さんでした。
以前は何度か通っていたものの、少し距離があることもあり、いつしか足が遠のいていました。
久しぶりに扉を開けると、店内いっぱいに広がる、コーヒー豆の香ばしい香り。
こうして、世界各地のコーヒー豆が、種類別に置かれていて、その多さに目移りがします。

あの香りって、不思議ですね。
それだけで、少し肩の力が抜ける感じがします。
今回選んだ豆は、もともと好きだったマンデリンと、店主さんおすすめの、まったくタイプの違う豆。

このお店、生豆を選ぶと、その場で焙煎してくれるんです。
焙煎が終わるまでの待ち時間、サービスでコーヒーをいただきながら過ごす時間が、なんとも贅沢で。
チャートを睨み続ける時間とは、まるで別世界でした。
しかも、店主さんの奥さまと思しき方が、「せっかくだから」と、おいしいコーヒーの淹れ方まで教えてくださったんです。
お湯を注ぐ速度。
蒸らしの時間。
温度。
ほんの少しの違いで、味が変わる。
その話を聞きながら、なんとなく、トレードにも似ているなと思いました。
FXって、つい「勝つ方法」を探してしまいます。
でも実際には、
・どういう環境で向き合うか
・どういう気分でエントリーするか
・負けた後にどう過ごすか
そういう、一見地味な部分が、長期的にはかなり大きい。
最近、本当にそう感じます。
特に、FXでなかなか勝てない時期って、「もっと刺激を」「もっと即効性を」と求めやすい気がします。
SNSを見て焦る。
爆益報告に心が揺れる。
聖杯探しを始める。
昔の私は、かなりそのタイプでした。
でも、今振り返ると、そういう時ほど、生活全体が荒れていました。
睡眠。
食事。
部屋。
習慣。
全部、どこか雑だったんです。
逆に、少しずつでも安定してくる時って、日常が静かなんですよね。
もちろん、毎日メンタルが完璧なわけではありません。
今でも普通にブレます。
悔しくてたまらない日もありますし、「なんでこんなミスを…」と思う日もあります。
ただ、そんな時に、ほんの少しでも自分を立て直してくれる習慣があると、暴走しにくくなる。
その意味で、今回のコーヒー豆との再会は、私の中でかなり大きかった気がしています。
ちなみに私はミルを持っているので、ここぞという時には、飲む直前に豆を挽いてコーヒーを淹れます。
あの、豆を挽く音と香り。
お湯を注いで、ゆっくり膨らむ粉を眺める時間。
たった数分なのに、かなり頭が切り替わるんです。
FXって、どうしても「稼ぐこと」が前面に出ます。
もちろん、それは大事です。
生活もかかっていますし、簡単ごとではありません。
でも、「良いトレードを積み重ねるための土台」を整えることも、同じくらい大事なのかもしれません。
特に、兼業トレーダーの方。
仕事や家庭で疲れ切った状態でチャートを見る日も多いと思います。
だからこそ、“戦うための刺激”だけではなく、“戻ってこられる場所”みたいなものを持っておくこと。
それが、長く相場に残るうえで、案外大切なのではないでしょうか。
もし最近、FXでメンタルが疲弊しているなら。
何かひとつ、「静かなご褒美」を探してみるのも、悪くないかもしれません。
それはコーヒーじゃなくてもいいと思います。
散歩でも。
読書でも。
お気に入りの器でも。
大事なのは、“勝った時だけ幸せになる”状態から、少し距離を置くことなのかなと、最近は感じています。
私自身、この新しいご褒美習慣が、今後のトレードライフをどんなふうに支えてくれるのか、まだわかりません。
でも少なくとも、あの店内に漂う香ばしい匂いを思い出すだけで、少し心が落ち着くのは確かです。
案外、そういう小さなことの積み重ねが、FXのメンタルを支えてくれるのかもしれませんね。
本日も、お読みいただきありがとうございました。



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