勝つために、あえて何も見ない。FXで「情報遮断」が必要になる瞬間
FXを始めた頃、私はとにかく“情報”を追いかけていました。
勝っている人のポスト。
派手な損益報告。
「この手法だけやれば勝てる」という動画。
それらを見ている間は、不思議と安心できたんです。
「自分はちゃんと努力している」
「まだ知らない何かがあるだけ」
そんな言い訳を、情報が支えてくれていました。
でも、ある時期から、私は意図的に情報を遮断するようになりました。
他人のポストを見ない。
勝敗に関わる発信を追わない。
新しい手法の紹介を避ける。
これは逃げではありません。
むしろ、自分のトレード人生に責任を持つための選択でした。
■ 気にしない、見ないと決めたもの
私が意識して遮断しているのは、主にこの二つです。
- 勝敗にかかわるポスト
- 手法に関するポスト
特に、名の知れたトレーダーが
「今日は+○○pips」
「この通貨ペアで爆益」
といった報告をしているのを見ると、心がざわつく。
しかもそれが、
自分と同じ通貨ペア
しかも逆ポジ
となれば、なおさらです。
「自分の見立ては間違っているんじゃないか」
「このまま握っていて大丈夫か」
本来、自分のルールでは問題のない場面なのに、
他人の結果ひとつで、メンタルが揺さぶられてしまう。
これほど無駄で、これほど危険なことはありません。
■ インプットには「段階」がある
知識の習得、つまりインプットは、最初は必要です。
むしろ、質も量も必要な時期があります。
ただし、これは永遠ではない。
私は、FXのインプットには大きく分けて三つの節目があると思っています。
① 手あたり次第、探す時期
最初の時期。
とにかく自分に合う手法を求めて、あれこれ試す段階です。
・スキャルピング
・デイトレ
・ブレイクアウト
・押し目戻り
・インジケーター
・裁量
この時期がない人もいますが、多くの人はここを通ります。
失敗も多いですが、無駄ではありません。
なぜなら、まだトレーダーとしてひよっこの時期にしか得られない「違和感」や「向き不向き」があるからです。
② 煮詰まっているのに、まだ探してしまう時期
次の段階が、いちばん苦しい。
手法自体は、ある程度わかってきた。
検証もしている。
でも、なぜか安定しない。
すると、こう思い始めます。
「もっと有益な情報があるんじゃないか」
「別の角度から切り込めば、何か変わるかもしれない」
そして、SNSやYouTubeが気になり始める。
気づけば、手法の上書きが始まる。
これは一見、向上心に見えます。
でも実態は、覚悟の不足です。
③ これだな、と悟り、深掘りする時期
三つ目の時期。
散々な失敗、検証、内省を経て、
「自分にはこれだな」と腹落ちする瞬間が来る。
この段階に入ると、変わることがあります。
それは、
自分の軸が、何より大切になるということ。
この時期でもインプットをゼロにするわけではありません。
ただし、内容を厳しく限定します。
- 自分が決めたロジックに関連するものだけ
- 理解を深めるための補助情報だけ
- 投資哲学や、手法に関係なく知っておくべき相場の本質的知識
それ以外は、ノイズです。
■ なぜ、情報遮断が必要になるのか
理由は単純です。
他人の正解は、自分の正解ではないから。
相場では、
同じ時間
同じ通貨ペア
同じ値動き
でも、
勝つ人と負ける人が同時に存在します。
それは、
前提
時間軸
リスク許容度
出口戦略
が違うから。
にもかかわらず、
他人の損益報告を見ると、
自分のトレードを“相対評価”してしまう。
これは、メンタルを確実に蝕みます。
■ 「これだけやってみて」が一番危ない
著名なトレーダーが言う、
「これだけやってみて」
「この形だけ狙えばいい」
こういった言葉で披露される情報は、それこそ、その人の人生と相場観の集大成です。
トレーダーが長い間苦しんで、ようやくものにした一つのトレードの型なので、人生、生き様が凝縮されているといっても過言ではありません。
あなたの背景とは、違います。
第三段階に入ったトレーダーにとって、
それはヒントではなく、毒になることが多い。
なぜなら、
「今の自分のやり方で本当にいいのか」
という疑念を、わざわざ呼び起こすからです。
■ 情報を遮断するとは、世界を狭めることではない
情報を見ない。
遮断する。
断ち切る。
こう書くと、
「視野が狭くなる」
「成長が止まる」
と思われがちです。
でも、実際は逆。
世界を狭めることで、深さが生まれる。
あれもこれも見ていた頃より、
一つのチャートを、
一つのルールを、
何十倍も深く理解できるようになります。
■ もしこのブログすら不要になったら
ここで、ひとつだけ追記しておきます。
もし、
あなたが自分の軸を持ち、
自分の検証とルールに心から納得し、
このブログを読まなくても淡々とトレードできるようになったなら――
このブログも不要なら、断捨離してください。
それは、卒業です。
そして、最高の褒め言葉です。
■ 最後に
FXは、情報戦ではありません。
自己との対話です。
ある時期から必要なのは、
新しい知識ではなく、
不要なものを捨てる勇気。
勝つために、
あえて何も見ない。
その選択ができたとき、
トレーダーとしての景色は、確実に変わります。
~ご案内~
自分が今、トレードをし続けられているのは、この先生のおかげだと思っています。
聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
遠回りしたからこそ刺さる、シンプルさの中に詰まった“勝ち続ける本質”。
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