友活がもたらす「客観視」とトレード力向上への道

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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「そろそろ友活をしなさいよ」
去年のことでしょうか、色々と友人との交流を盛んに行う妻をうらやましく思っていた時、妻からこんな一言を投げかけられました。

友活?婚活でも就活でもなく、友活。つまり友達づくり、あるいは友達との縁を意識して育て直す活動のことだと思いますが、妻の造語です(笑)。
妻いわく「人間関係は放っておくと先細りして、気づけば切れてしまうもの。だから自分から意識して育てることが必要。そして、いくつになっても自分と違う考えの人と交わることで、客観的に自分を見られる」と。

正直、最初は「そんな余裕あるか」と思いました。しかし、脳科学や心理学の研究を調べてみると、妻の言葉には驚くほど科学的裏づけがあると知りました。


学生時代の多様な人間関係が残した財産

思い返すと、学生時代の私は全く異なる人生を夢見ていました。親からは好きにさせてもらい、学部は神奈川、大学院は名古屋の大学に通い、それなりに充実した生活をしていました。夢想家のようにあれこれ将来像を描き、そのせいもあって実に多様な友人が周りにいました。

中には、学生時代の興味関心をそのまま大切に育て、理想の職業についている友人もいます。研究室仲間であったある女性は、幼いころから続けていた音楽への情熱が抑えきれず、単身キューバに行ったり、ブラジルに移住するなどの経歴を持ち、様々な国の文化を吸収して、独自の音楽活動をするアーティストとして活躍しています。先日名古屋で焼き肉をした時に再会した友人(というか先輩)は、政治経済の中心にいる人に近づくのがうまく、日本の航空行政を熱く語る人でしたが、そのままそうした仕事に就き、政治家との交流も続けるなど大物ぶりを発揮しており、分野は違えど、夢を実現していました。また、大学で培った学びの姿勢を生かして商売で成功している友人もいます。京都御所近くで骨董屋を営む友人はそんなタイプ。彼はシンクタンクやコンサルに行ってもおかしくない切れ者だった。私の就活で模擬面接もしてもらい、修士論文作成に当たっては決定的なアドバイスももらった。だけど家庭の事情で大学院を中退し帰京。時を置いて会った彼は、腐るどころか、とても生き生きしていた。大学院時代を、そんなことあったっけといった感じでさらっと振り返る姿に、自分を持っているなとまぶしく見えたものです。立場は違えど、あの頃に語り合った価値観がその人なりの道を切り拓いているのを見ると、なんとも誇らしい気持ちになります。そして、そんな彼らとリアルやSNSで交流するたびに、脳がリフレッシュし、自分自身、新たな気力が湧き出てきます。

ところが、一方で、長い年月を経て音信不通になっている友人もいるのです。


台湾の親友を探して

大学院時代の研究室仲間であり、卒業後もわざわざ郷里の金沢にまで遊びに来てくれた台湾人の親友がいました。

彼は在学中からくだらない雑談と女の子との親交にばかりいそしみ、研究室では研究活動をそっちのけでリクルートの「アントレ(起業志望者向け雑誌)」を読みふけっていました。修士論文は直前になってようやく書きはじめ、大慌てで先生を拝み倒して審査を通過したようなおもろい奴。私は彼のそんな人間味あふれるところが好きで、仲良くさせてもらっていました。

私が岐阜に移住した直後までは、スカイプでやり取りしていたのですが、金沢から岐阜に移る過程での、引っ越しのごたごたで彼の携帯番号を紛失。気づけばスカイプでも連絡を取れなくなり、そのままスカイプのサービス終了で完全に音信不通に。ふと我に返ったとき、結構絶望的な気持ちになりました。

しかし諦めきれず、SNSを頼りに細い糸を手繰るように情報を集めました。すると、彼の仕事仲間の投稿から、かすかな痕跡を見つけたのです。

私の知る彼は、貿易会社の幹部で、包装資材を輸出する事業を手がけていたと記憶しています。最近では、東京に不動産を持ち、台湾人向けに不動産投資の本も書き、日本・台湾・中国をまたにかけて活動しているとのこと。そんな彼の姿を知れば知るほど「もう一度会いたい」という気持ちが強くなりました。


縁は放置すれば切れるが、探せばつながる

この一件を通じて改めて感じたのは、「人間関係は放っておくと自然に切れていく」という現実です。
進化心理学の研究では、人間が安定して維持できる関係人数(ダンバー数)はせいぜい150人前後とされています。その中で優先順位を下げてしまえば、どんな親友でもいずれは記憶の彼方へと流されてしまう。これは私自身の反省なのですが、岐阜に来てからの私は、ネットビジネスや、会社員としての生き残りをかけた日々に必死で、彼が大切な友人と分かっていながら、積極的に交流をしなければという気持ちが欠けていました。

しかし、同時に「意識して探し、糸を手繰れば再びつながる」ということも実感しました。SNSの痕跡を拾い集めるような作業は、これでもれっきとした「友活」の一つ。自ら関心を向けなければ、関係は戻ってこないのです。このブログを書いている現在、実はまだ彼にはたどり着けていません。たどり着けていれば、ブログもいい感じで格好をつけられるのですが…でも、あきらめず、情報収集を続けています。


異なる価値観との交流がメタ認知を育てる

ここで妻の言葉に戻ります。彼女は「自分と違う考えを持つ人と交わることで自分を客観視できる」と言いました。

実際、脳科学の観点では、人は同質的な人間関係に閉じこもると認知が硬直化しやすいとされています。逆に、自分とは違う価値観や文化を持つ友人と交流することで、前頭前野が刺激され、自己を客観視する力(メタ認知)が育つのです。

※メタ認知に関しては、過去のブログでもふれた回が幾つかありますので、併せてご覧ください。

学生時代の多様な友人や、台湾の親友の自由奔放な生き方に触れると、「自分はなぜ今この道を選んでいるのか」「自分の枠組みは狭くなっていないか」と省みる機会をもらえます。これは一人でチャートと向き合っていては決して得られない視点です。


トレード力向上に直結する「友活」

では、この「友活」がなぜトレードにも役立つのでしょうか。

トレードで一番の敵は「自分の思い込み」です。上がると思えばチャートがそう見えるし、負けが込めば正常な判断ができなくなる。これを乗り越えるためには、自分を一歩引いて見る「メタ認知」が不可欠です。

友活を通じて、異なる価値観や人生を歩む人たちと交わることで「自分は絶対に正しい」と固まってしまった思考に風穴を開けることができます。
これはすなわち、トレード中に「いまの自分は焦りで動いていないか?」「欲望に流されていないか?」と冷静に気づける力につながる。


おわりに

友活とは、単なる気晴らしのための社交ではありません。健康や寿命を支える科学的な営みであり、人生を広く客観視する力を磨く道でもあります。

そして、私にとっては「トレード力向上のためのメタ認知を鍛える最良の訓練」なのだと気づきました。(先日の焼肉パーティーで、私自身、脳が活性化したと思える瞬間が、確かにありました。)

台湾の親友に再び会えたとき、私はどんな刺激をもらえるのか。ひょっとしたら、その交流はチャートの見え方すら変えてくれるかも。(ちょっと大げさかな。でもそれくらいのインパクトはあるかな…)

友活とは、人生とトレードをともに豊かにする投資といっても、決して大げさではないのかもしれません。妻の言葉をきっかけに、今日も、明日も、細い糸をたぐり寄せていきます。たどり着けると信じて。

今日も、お読みいただき、誠にありがとうございました。

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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