将棋に学ぶFXメンタル術:勝てそうで勝てないあなたが伸びる“パターン認識力”の鍛え方

”聖杯”を考える
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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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◆将棋とFX──“パターン認識力”があなたを伸ばす共通項

FXをやっていると、「なんで自分だけ勝てないんだろう…」と胸の奥がモヤモヤする時期って、必ずあると思います。
私自身がまさにその典型で、プラ転せずくすぶっていた当時の口癖といえば 「あとちょっとで勝てるのに…」でした。

でも、ある時ふと気づいたんです。

「勝てるようで勝てない理由」って、エントリーポイントを探す技術より、“認識力”にこそあったんじゃないか?

そしてそのヒントをくれたのは、意外にも 私の趣味である“将棋” でした。


■将棋の強さは「形」を瞬時に仕分ける力

将棋が強い人を観察していると、彼らは盤面を見て、直感的に“良い形・悪い形”を判断しています。
それは、長い時間かけてパターンを膨大に積み上げた結果であり、本人は「考えて」いるというより、むしろ“自然に反応している”状態に近い。

(以前本ブログで紹介した、ハーバードの滑り止めで理科Ⅲ類に合格した東大生の話と類似)

そして気づいたんです。
「あれ?これってFXにもまったく同じことが言えるんじゃないか?」


■FXで勝てない時期に欠けていたもの

私は昔、チャートを長時間見ているのに勝てないタイプでした。
インジケーターも勉強したし、エントリールールも作っていた。
翌日仕事なのに、血走った目で夜中の三時までチャートとにらめっこしていましたが、それでも勝ち続けることができなかった。

理由はシンプルで、今だからハッキリ言えます。


●“入ってはいけない形”を見抜く力が欠けていた

  • 買いたい気持ちに引っ張られて、上ヒゲ連発の形に手を出す
  • 大きく動いた後の終盤に時間足を短くしてロジック合致の体で飛び乗る
  • 下降トレンド末期、ボラがなくなってきているのに、無理やりロジック合致の形と判断

これらは、今見れば「論外チャート」です。
でも当時の私は、「もしかしたら勝てるかも…」という淡い期待に負けてしまっていたんです。


■勝てるようになる鍵は“消極的な能力”

勝ち組と言われる人達は、必ずしも「勝てる形を当てる天才」ではないのではないか??いつしか私は、そんな風に思うようになりました。そして、私自身、下の二点を特に意識してトレードに臨むようになってしばらくしてから、以前より負けにくい体質に変わってきていると感じました。

■ エントリーしてはいけない形

■ 勝てるかもしれないがリスクが高い形

この2点を判別する力こそが、私を地味に覚醒させたポイントであるなと自信をもって言い切れます。そしてこれはまさしくパターン認識能力そのものであり、私のような凡人でも、たくさんの負けチャート画像を繰り返し見ていくことで、身に着けることができます。勝ち続けられる人=上記2点を確実に除外できる人、と言っても過言ではありません。

すなわち、勝ち組と負け組の差は、勝ちトレードよりも 「不必要なトレードをどれだけ避けられるか」 の差によって生じるのだと思います。この地味で小さな差別化の積み重ねが、まさにチリツモ的に効いてくるのです。勝てる体質を実感するまでの最後の半年間ほどは、ここにフォーカスしていましたから、私の心理状態としては、エントリーポイントを探す、のではなく、むしろ、不必要な(=エントリーしてはいけない)形の出現を待ち、除外することに集中していたように思います。

ここから導き出せる重要な真実…それは、FXでは、エントリー精度を磨いたり、得意な形を増やす、といった“攻めの技術”より先に、
“仕分けの技術(パターン認識力)”が上達の核心になる。


■将棋に学ぶ「瞬時のチャート仕分け」

プロ棋士は盤面を見た瞬間、数百のパターンを脳内で瞬時に分類しています。

FXでもまったく同じ。

私が取り組んで効果があったのは、

●チャートを「重点監視チャート」と「論外チャート」に一瞬で二分する訓練

でした。

ルールはとてもシンプルです。


■① まず“論外チャート”を徹底的に覚える

  • 急騰・急落直後
  • 方向性不明のレンジ中央
  • 明確な上位足に逆らう小さな反発
  • 指標直後のバラバラの足
  • ヒゲだらけで実体が小さすぎる足並び
  • 200MAにベッタリ吸い付く形(MAを表示する場合)

これらは、エントリーして勝てる可能性があっても、再現性が低いかリスクが高い。

“勝てるかもしれないけど、入ってはいけない”
このジャンルの形を、徹底的に避けるだけで成績は本当に変わります。


■② 逆に「重点監視チャート」を絞り込む

あなたが得意とする形は、必ずしも多くなくてもいいです。
むしろ少なくていい。

例)

  • 4時間足トレンド方向で、15分足の転換初動
  • 200MA・ボリバン2σ・RSIが揃った時
  • 他通貨の相関が同方向に揃った時
  • 規律ある押し目・戻りの形

このように“条件が揃う場面だけ”狙う状態を作れば、迷いは激減します。それも、形を一つに絞り込むことで、その見極め力は格段に上がります。


■パターン認識力は“心”を安定させてくれる

パターン認識が強くなると、
チャートを見る時間は減るのに、
迷いも不安も減っていきます。

なぜか?

「勝てる場面の数が少ない」ことを知り、
それを受け入れられるから。

私自身、昔は“毎日エントリーしないと不安”でした。
でも今は、むしろ“今日は来ない日だな”と静かに待てる。

これは、地味に思えるけど大きな成長でした。


■サラリーマンで兼業トレーダーの皆さんにこそ必要な視点

仕事をしながらのトレードは、時間もメンタルも有限です。
そんな中で結果を出すには、

「戦う場面を極限まで絞る」

しかありません。

そしてその絞り込みこそが、
パターン認識力の真価 です。

チャートを膨大に覚える必要はありません。
むしろ、


●入ってはいけない形を覚えること

●勝てそうに見えてもリスクが高い形を排除すること

この2つを徹底するだけで、自滅の可能性が劇的に下がり、勝ち組への道は一気に開けます。

私は負け続けた経験が何度もあるからこそ、あなたの“あと一歩”がどれほど苦しいか、よくわかります。
でも本当にあと少しです。

焦らず、チャートを見て
“重点監視”か“論外”か
この二択から始めてみてください。

必ず世界が変わっていきますよ。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

ご案内

自分が今、トレードをし続けられているのは、この先生のおかげだと思っています。

聖杯探しに疲れ果てた私が、ようやく「これだ」と思えた教材です。
遠回りしたからこそ刺さる、シンプルさの中に詰まった“勝ち続ける本質”。
私自身何度も見返し、学ぶたびに新たな気づきを得てきました。──メンタル崩壊とも無縁の実戦バイブルです。とてもお安くあり得ないコスパなので、良かったらお手に取ってみてください。

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苦節10年、ようやく勝てるようになった兼業FXトレーダー。家庭の事情がきっかけで様々な情報商材に飛びつき、まったく稼げないばかりか、教材費を中心に総額250万円ほどの損失をこうむる。2年ほど前から勝てるようになり、失ったお金の回収にようやくめどが立ってきたところ。派手な生活は望んでいませんが、持病を抱えているので、FXで稼いだお金で、欲しい健康食品を常に取り入れるなどして、薬に頼りすぎない体づくりに努めています。それでもお金に余裕がある時などは、趣味である将棋用品にお金をかけてみたりってことも…。ほぼ休みなしで駆け抜けた期間が長いので、これからはちょっとした国内旅行や、動物の飼育、友人や家族とおいしいものを食べに行くなどして、心豊かに人生を送れればと思っています。そのために、これからも地道にトレードを積み重ねていきます。

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